- Studio One Primeがなくなるってほんと?
- いつまでダウンロードできる?
無期限・完全無料で使えるDAW「Studio One Prime」の配布が10月10日で終了することが発表されました。
10月10日7時現在、配布は停止されています。
今まで誰でも使えて人気だったStudio One Primeですが、今使っている人は今後使えるのかどうか、そしてこれから無料でDAWを使いたい人はどれを使えばいいのか不安ですよね。
今Primeを所持している人は継続して使えますが、それでも今後のアップデートはなくなるので他DAWへの乗り換えを検討してもよさそうです。
本記事では配布終了したStudio One Primeの最新情報をまとめるとともに、終了した後に代替として考えられる他のDAWを紹介します。
- Studio One Primeの最新情報
- 今後新しく無料でDAWを使いたいときの代替案
Studio One Primeは10/10に配布終了!
Studio Oneは日本時間の10月10日にバージョンが6から7へアップデートし、合わせてラインナップの変更が行われStudio One Primeの配布が終了になります。
公式発表動画キャプションの「(Primeの)入手はお早めに」という表現から、10月10日のアップデートまでは入手可能で、そのあとも使い続けられると考えられます。
ただしPrimeのアップデートはありません。
↓Studio One全体の情報についてはこちらの記事で更新しています。
用途別・10/10以降に無料でDAWを使うには
DAWを使う目的別に、Studio One Prime配布終了以降に無料あるいは低価格でDAWを使いたいときの代替案を提案します。
MacならGarageBand
目的に関わらず、Macのパソコンを使っているならGarageBand一択です。
GarageBandはiPhoneのアプリのイメージが強いですがPC版もあり、無料にしてはかなり機能が充実しています。
上位版のLogic Proとも互換性があり、乗り換えがスムーズにできます。
DTMで打ち込みだけする場合はCakewalk by BandLab
打ち込みだけで曲を作りたいという人は、Cakewalk by BandLabを使う方法があります。
無料ですべての機能が使えるDAWで日本語にも対応していますが、有料版の発売に伴い新機能開発が停止となった点がネックです。
他にも無料で使えるDAWはたくさんありますが、Cakewalk by BandLabほど機能が多く、なおかつ日本語対応で日本語の使い方情報もあるソフトはないと思います。
日本語の情報が少ないDAWソフトを初心者が使うのは厳しいです。
どんなに高機能でも避けるのが無難です。
録音を伴うDTMをする場合はCubase AI・LE
打ち込みがメインでも、少しでも宅録をする可能性があるならオーディオインターフェースを購入して機材同梱版のDAWを使うのがおすすめです。
初心者のDTMにオーディオインターフェースは必要ではありませんが、特にエレキギターなどの楽器を接続して録音したい場合は必須です。
DTMで作曲をするのであれば使えるトラック数が多いCubase AI・LEがおすすめです。
\Cubase AI付属/
歌ってみた録音をする場合はCubase AI・LE
歌ってみた録音にDAWを使う場合は、オーディオインターフェースを購入して機材同梱版のDAWを使うのがおすすめです。
オーディオインターフェースを通してマイクを接続することで、より高音質でのボーカル録音が可能になるからです。
無料でも使える内蔵オーディオエフェクト(リバーブやイコライザーなどをかけることができる)が多いCubase AI・LEがおすすめです。
CubaseはArtist・ProにアップグレードすればVariAudioというピッチ補正ツールが使えて便利です。
バンド演奏で使う場合はAbleton Live Lite
バンドのライブパフォーマンスで打ち込みの音源を流す、演奏を録音するなどの場合も、オーディオインターフェースを購入して機材同梱版のDAWを使うのがおすすめです。
無料で使える音色の数が多いAbleton Live Liteがおすすめです。
\Ableton Live Lite付属/
主要有料DAWの無料版情報
日本語対応の主な有料DAWの無料版・試用版についてまとめました。
DAW | 無料版の形態 |
---|---|
Cubase | 60日間の体験版(Pro・Elements) 、機器同梱版(LE・AI) |
Studio One | 30日間の体験版 (現在は準備中) |
Logic Pro | 90日間の体験版 、GarageBand |
Ableton Live | 30日間の体験版(Suite)機器同梱版(Lite) |
Pro Tools | 30日間の体験版(Intro) |
FL Studio | 体験版 |
DAW | 無料版の形態 |
---|---|
Cubase | 60日間の体験版(Pro・Elements) 、機器同梱版(LE・AI) |
Studio One | 30日間の体験版 (現在は準備中) |
Logic Pro | 90日間の体験版 、GarageBand |
Ableton Live | 30日間の体験版(Suite) 、機器同梱版(Lite) |
Pro Tools | 30日間の体験版(Intro) |
FL Studio | 体験版 |
完全無料・無期限で使えるのはLogic Proと互換性のあるGarageBandとFL Studioです。
しかしGarageBandはMacでしか使えないので、MacユーザーならおすすめですがWindowsユーザーだと使えません。
またFL Studioの体験版は作ったプロジェクトを保存できても再度開くことができないという重大な機能制限があり、実用は無理に近いです。
Windowsユーザーは用途に合わせて機器同梱版か他の無料DAWを選ぶことになります。
CubaseとAbleton Liveの機器同梱版を比較
オーディオインターフェースなどの音響機器に付属するCubase LE・AIとAbleton Live Liteを比較します。
– | Cubase AI | Cubase LE | Ableton Live Lite |
---|---|---|---|
オーディオトラック上限数 | 32 | 16 | 8 |
MIDIトラック上限数 | 48 | 24 | 8 |
VST対応 | 〇 | 〇 | 〇 |
音源数 | 185以上 | 185以上 | 659 |
内蔵オーディオエフェクト | 23 | 28 | 16 |
– | Cubase AI | Cubase LE | Ableton Live Lite |
---|---|---|---|
オーディオトラック上限数 | 32 | 16 | 8 |
MIDIトラック上限数 | 48 | 24 | 8 |
VST対応 | 〇 | 〇 | 〇 |
音源数 | 185以上 | 185以上 | 659 |
内蔵オーディオエフェクト | 23 | 28 | 16 |
Ableton Live Liteの方が音源(打ち込みの楽器の音色)が多いですが、トラック数上限はCubaseの方が多いです。
用途に適しているかどうかの他、アップグレードすることを考え有料版の機能を含めて比較するのがおすすめです。
Studio One Primeは配布終了!他DAWの検討を-まとめ
Studio One Primeの最新情報や、代替できそうな他のDAWについて見てきました。
現時点での情報をまとめます。
- Studio One Primeは10/10に配布終了、以降は入手不可
- 配布終了後も使えそう
- 代替のDAWはGarageBand、Cakewalk by BandLab、Cubase AI・LE、Ableton Live Liteなど
無料でDTMをする際の選択肢が大きく変わりそうです。
Studio One Primeの配布は終了したので、ぜひ用途に合わせて他のDAWを検討してみてください。