本格的にDTMを始める場合、有料のDAWソフトとオーディオインターフェースが必要になります。
とはいっても、どちらも安価なものではありませんし、出費が気になりますよね。
できればお得に買いたいと思いませんか?
実は、使いたい有料ソフトが決まっているのであればそのソフトの無料版が同梱されたオーディオインターフェースを購入し、アップデート価格で有料版を購入するという方法があります!
この方法を使えば、有料DAWとオーディオインターフェースを最低限の出費でそろえることができます。
この記事では、管理人も使っているCubaseを例に、DAWソフトとオーディオインターフェースを同時に安く買う方法を解説します。
これからDTMを頑張りたい方、初期費用を抑えたい方はぜひお読みください!
オーディオインターフェースとは・なぜ必要なのか
オーディオインターフェースとは、パソコンとマイクやエレキギター、シンセサイザーなどの入力機器、スピーカーやヘッドフォンなど出力機器を接続するためのハードウェアです。
電子楽器を利用したり、マイクで生楽器の録音をしたりする場合、ライブなどでスピーカーを使用する場合などには必須の音響機器です。
また、ノイズ防止・遅延対策にも必要です。
本格的にDTMをやるなら最初に持っておきたいですね。
Cubaseの無料版にはAI・LEの2種類がある
Cubaseには無料版であるAIとLEというグレードが存在します。
機能は有料版と比べるとかなり制限されていますが、音質・操作方法・ファイル形式などは有料版と共通しています。
グレードによる機能の違いの詳細はこちらの記事で解説しています。
しかし、AI・LEは単体でダウンロードすることはできません。
シリアルコードが同梱された音響機器(オーディオインターフェースなど)を持っている必要があります。
オーディオインターフェースとCubaseを同時に買うとお得な理由
では、なぜオーディオインターフェースとCubaseを同時に買うとお得になるのでしょうか。
それは、Cubaseにはアップグレードという買い方が用意されており、低いグレードから高いグレードに買い替えるときに割引価格で購入できるからです。
アップデートで購入する場合の価格は次の表のとおりになります。
表から分かるように、ElementsからProに乗り換える場合を除いて、お得または差額のみでアップグレードできるのです。
つまり、LE・AIからアップグレードする場合、オーディオインターフェースを必須の出費としてソフト単体の値段だけを考えると、価格を抑えられるのです。
Cubase AI・LEはどのオーディオインターフェースに同梱されている?
では、AI・LEはどのオーディオインターフェースに同梱されているのでしょうか。
Cubase AIが付属するオーディオインターフェース
Cubase AIは、Cubaseを販売しているSteinbergか、その親会社であるYAMAHAのオーディオインターフェースを買うと同梱されています。
例えばこちらのYAMAHA製のオーディオインターフェースにはCubase AIが付属しています。
旧機種であるAG03を持っていますが、ケーブルを刺すところがすべて上部にあるデザインがわかりやすく、おすすめです。
また、Steinberg製のオーディオインターフェースにもCubase AIが付属しています。
中古で買うとシリアルコードがついてこない場合があるります。
新品で購入することをおすすめします。
Cubase LEが付属するオーディオインターフェース
Cubase LEは、SteinbergやYAMAHA以外のオーディオインターフェースを買うと同梱されています。
LEはAIよりも下位のグレードで、機能もより制限されていますが、だからといって安いオーディオインターフェースについているというわけではなさそうでした。
Cubase AI・LEのダウンロード方法
Cubase AI・LEのダウンロード方法を紹介します。
Steinberg Download Assistantというインストール用ソフトのダウンロードサイト(https://www.steinberg.net/ja/go/)にアクセスします。
Cubaseなどのダウンロード用ソフトです。
https://www.steinberg.net/ja/go/でダウンロードできます。
OSを選んでダウンロードします。
左上にあります。
これでCubase AI・LEが使えるようになります。
Steinberg Download Assistantはアップグレードの時にも使用するのでアンインストールせずにおいておきましょう。
アップグレード版はどこで買える?
アップグレード版のCubaseは、公式販売サイト(https://www.steinberg.net/ja/cubase/)でダウンロード購入ができます。
ただしAIからArtist、AIからProのアップグレードはパッケージ版も販売されています。
2024年4月現在、アップグレードのパッケージ版を販売しているショップは見つかりませんでした。
シリアルコードがメールで届くので、以降はインストールと同じ手順でアップグレードできます。
おすすめのアップグレード順
アップグレードにかかる金額を考慮し、Cubaseのアップグレードチャートを作ってみました。
Elementsから順番にグレードアップで7,150円お得ルート
→Proまでの総合計で7,150円お得になります。
Artist→Proにアップグレードで3,300円お得ルート
→Proまでの総合計で3,300円お得
Proにアップグレードで8,800円お得ルート
→8,800円お得になります。
どのルートがおすすめ?
3つの購入ルートを紹介しましたが、管理人がおすすめするのはLE・AIからElementsにアップグレードし、様子を見てArtistへのアップグレードです。
なぜなら、有償版で一番安いElementsは機能制限が目立つ、Proは初心者ではあまり必要のない機能が多く搭載されているという理由で、最初に使うのはArtistがおすすめだからです。
Proは機能に不足を感じてからで十分です。
Artistの購入まででも7,150円を節約できます。
まとめ:AI・LE付属オーディオインターフェースでお得にDTMを始めよう!
オーディオインターフェースとCubaseのアップグレード版を買って費用を抑える方法を見てきました。
初期費用を抑える買い方をもう一度整理します。
- Cubase LE/AI付属のオーディオインターフェースを買う
- Cubase LE/AIをインストールする
- 有償版Cubase(Elements/Artist/Pro)をアップグレード購入する
どちらも買うとなるとかなり大きな初期投資になってしまいますが、後から使わない別のDAWの無料版がついたオーディオインターフェースを買ってしまったり、無料ソフトから別の有料ソフトに乗り換えて使い方に慣れず苦労したりということも考えられます。
ですので、初めからオーディオインターフェースと有料版ソフトを買ってしまうのが効率が良いのです。
少しでもお得に、整った設備で楽しくDTMを始めましょう!