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DTMにオーディオインターフェースはいらない?必要性を解説

- DTMにオーディオインターフェースが必要って聞いたけど、何に使うの?
- 楽器や歌は録音しないけどいる?
「オーディオインターフェースはDTMに必須」とよく言われますが、実際何のために必要なのかはわかりにくいですよね。

正直に言うと、私は普段の作業では使っていません。
しかしミキシングなど音質が重要になる作業の時は、お守りとして使用しています。
本記事ではオーディオインターフェースの必要性と使う場面について解説します。
- DTMにおけるオーディオインターフェースの必要性
- オーディオインターフェースが必要になるタイミング
- 目的別おすすめオーディオインターフェース
オーディオインターフェースは結局いらない?→あった方がいい

オーディオインターフェースは、あった方がいいです。

普段使ってないくせに…
なくてもDTMの作業は可能ですが、オーディオインターフェースがある方ができることは増えます。
可能な限り最初から用意しておくのがおすすめです。
オーディオインターフェースはパソコンと音響機器をつなぐはたらき

オーディオインターフェースの役割は、パソコンと音響機器をつなぐことです。
音響機器には、エレキギターやキーボード・マイクなどの入力機器と、ヘッドホンやスピーカーなどの出力機器があります。
私たちが聞いている音はアナログな情報なので、そのままではパソコン(DAW)は認識できません。
パソコン上で音をデータとして扱えるようにするために、デジタル信号に変換してくれるオーディオインターフェースが必要なのです。
オーディオインターフェースとミキサーの違い
私はオーディオインターフェースとしてヤマハのAG03MK2をおすすめしていますが、AG03MK2は厳密には「オーディオインターフェース機能搭載のミキサー」です。

ミキサーとは、複数の音声信号をミックスし、バランスを調整する機器です。
通常のミキサーは、オーディオインターフェースとは違いアナログ→デジタルの変換機能は持っていません。

配信などには非常に便利な機器です。
ミキサーとオーディオインターフェースの機能を併せ持っているという点でも、AG03MK2はおすすめです。
DTMでオーディオインターフェースがいるとき・いらないとき

オーディオインターフェースが必須になる場面・なくてもいい場面を紹介します。
いるとき①楽器・声を録音するとき
エレキギターなどの電子楽器や、マイクでボーカル・生楽器を録音するときにオーディオインターフェースは必要です。
楽器や声のアナログ信号を、DAWで扱えるデジタル信号に変換する必要があるからです。
いるとき②外部機器をMIDI接続したいとき
MIDI端子のあるキーボードや外部音源モジュールなど、MIDI信号の形でデータを入力したいときにもオーディオインターフェースは役立ちます。
MIDI端子のついているオーディオインターフェースを使えば、楽器をMIDI接続できます。
いらないとき①音質にそこまでこだわらないとき
オーディオインターフェースがいらないのは、音質にこだわらない場合です。
私の場合ミキシング(音のバランスを整え、曲を仕上げる作業)の際にオーディオインターフェースを接続してはいますが、正直耳で聞いてわかるほどの音質の違いはありません。

私の耳がまだポンコツなのかもしれませんが…
普段はパソコンにつないだテレビのステレオジャックから、モニターヘッドホンをつないで作業しています。
高音質を求めない場合はなくても困らないです。
なくても困らないけど、あった方がいい理由

オーディオインターフェースは無くても困らないことがわかりました。
それでも私はできればDTMを始める最初から持っておいた方がよいと思います。
理由は2つあります。
- 表現の幅が広がる
- DAWの無料版がついてくる
順番に解説します。
理由①表現の幅が広がる
音楽表現や、接続の幅が広がります。
確かに完全に打ち込みだけで曲を作るのなら不要といえるでしょう。
ですがオーディオインターフェースがあれば外部の音響機器を接続できます。
制作環境をより便利にしたり、打ち込みだけではできない表現にチャレンジすることができます。

「オーディオインターフェースがあるからあれもできるかもしれない」と頭をやわらかくできます。
必須ではないですが持っておくといつか役に立つときが来るかもしれません。
理由②DAWがついてくる
オーディオインターフェースには、CubaseやAbleton LiveなどのDAWの無料版がついてくるものがあります。
まだDAWを持っていないという人は、オーディオインターフェース同梱のDAWを使うと便利です。

たとえばAG03MK2にはCubase AIのシリアルコードがついてきます。
高額な有料DAWを最初から買うのは気が進まないかもしれません。
しかしDAWの操作方法はソフトによって大きく違う・プロジェクトの保存形式が違うなどの理由から、DAWを途中で乗り換えるのは大変です。
一方有料DAWの無料版は、有料DAWと操作・ファイル形式が共通しているので、買い替えがスムーズにできます。
いずれ有料DAWを買うつもりなら、まずオーディオインターフェース付属の無料版で試してみるのがおすすめです。
ソフトによっては無料版を所持することで、有料版を割引価格で買うことも可能です。
\Cubase AI付属/

\Ableton Live Lite付属/


私は最初のオーディオインターフェースを中古で買ってしまいましたが、中古だとシリアルコードがついてこない場合があります。
必ず新品で買いましょう。
オーディオインターフェース使用の具体例

打ち込みメインの私が今までどんな場面でオーディオインターフェースを使ったか紹介します。
自分に当てはまるかどうかの参考にしてみてください。
ウインドシンセを録音する
もともとはウインドシンセサイザー(EWI)を録音するためにオーディオインターフェースを購入しました。
パソコンとEWIを直接接続できるケーブルもいくつか買って試しましたが、遅延がひどく使い物にならないものばかりでした。
生楽器・エレキギターを録音する
サックスをやっていたので、マイクを接続して録音したこともあります。

オーディオインターフェースがなくても使えるUSBマイクもありますが、音質の面では非推奨です。

また楽曲制作を始めた後にエレキギターの練習も始め、ソフト音源ではどうしても出せない音を入れるのに使っています。
MIDIキーボードをMIDI接続する
ほとんどのMIDIキーボードはUSB-A接続です。
私が使っているArturia Keystepも、現在はUSB-Aでつないでいます。

しかし愚かにもSurface Go 2でDTMをしていたころは、たった1つのUSB-Cポートに変換アダプタ経由でオーディオインターフェースをつないでいたのでUSB接続ができませんでした。
そこでオーディオインターフェースを経由してMIDIキーボードをつなぐために、わざわざMIDI端子がついているArturia Keystepを買ってMIDI接続したのです。

おすすめできない用途ですが、「配線の選択肢が広がる」というメリットでもあるので一応紹介しました。
自分の声を録音して音程を割り出し、MIDIデータにする
Cubase Artist以上を使っている人限定ですが、VariAudio機能を使って頭の中にある音程の情報をMIDIデータに起こせます。

音感がないので音名を特定できない
手順は以下の通りです。
効率が良いかどうかはよくわかりませんが、どうしても思い通りに入力できない時のヒントになります。
目的別おすすめオーディオインターフェース

目的別におすすめのオーディオインターフェースを紹介します。
オーディオインターフェースを選ぶポイントは、「自分に必要な端子がついているか」です。
たとえば、コンデンサーマイクで録音したい人はファンタム電源付きのキャノン端子が必要です。
MIDI接続したい人はMIDI端子が必要です。

Cubase大好きなので、Cubase AI・LE付属のものが多いです。
ご了承ください。
とりあえず1台ほしい・ライブ配信もするならAG03MK2

上でも紹介しましたが、とりあえず1台持っておきたい人やライブ配信も試してみたい人におすすめなのがヤマハのAG03MK2です。
おすすめポイントは3つあります。
- ミキサー機能がある
- 端子がほぼすべて同じ面にあり、配線がわかりやすい
- 日本の会社の製品なので説明書がめちゃくちゃわかりやすい
汎用性がありながらも使いやすいオーディオインターフェースです。
音楽配信をガチりたいならTOPPING E2x2 OTG

弾いてみたや歌ってみたなど音楽系配信を中心に、音楽制作も本気で長くやっていきたい人にはTOPPING E2x2 OTGをおすすめします。
ミキサー・ループバック機能搭載やスマホ対応などは、実際の所「おまけ機能」「初心者向け機能」とみなされることが多く、音質面で優れ長く使えるオーディオインターフェースにはついていることが少ないです。
そんな中TOPPING E2x2 OTGは、高音質で評判が良い上に配信に役立つ機能を多数搭載した、「音質と配信向け機能を両取りできる」オーディオインターフェースです。
ステレオ録音したい・MIDI端子も欲しいならRubix22

RolandのRubix22は、私が最初に使っていたUA22の後継機種です。
マイクを2本接続できるのでステレオ録音ができ、背面にはMIDI端子もついています。
配線の自由度を高めたければRubix22がおすすめです。

なお、Rubix22に無料DAWはついていません。
Cubaseが欲しい人にはSteinbergのUR22Cもおすすめです。

コンパクトさを求めるならAMS-22

場所を取りたくないならZoomのAMS-22がおすすめです。
可能な配線は限られますが、コンパクトなのがウリのオーディオインターフェースです。

重さは85gとのことです。
AG03MK2は800gくらいなので、およそ10分の1ですね。
オーディオインターフェースはあった方がいい!-まとめ

オーディオインターフェースの必要性について見てきました。
まとめます。
- オーディオインターフェースはいらない場合もある
- できることが増えて音楽制作の幅が広がるのであった方がいい
- 無料版DAWがついてくることもある
- 買う際は端子に注目して選ぶのがおすすめ

普段は使いませんが突然使いたくなる時があるので、私はないと不安です。
楽器ができなくても、オーディオインターフェースを活用できる場面はあります。
ぜひ導入を検討してみてください。
