- Cubase14を使うのに最低限必要なパソコンのスペックを知りたい
- 自分のパソコンでCubase14は使えるかな
Cubase14を使うにはある程度のパソコンスペックが必要ですが、スペックは慣れていないと目安がわかりにくいですよね。
Cubase14の動作環境は公式から以下のように発表されていますが、実は以下のスペックは「推奨」ではなく「最低限」です。
CPU | Intel Core i5 (第4世代以降) AMD Ryzen |
RAM(=メモリ) | 8GB |
ディスク空き容量 | 80GB |
最低限のスペックを満たさなければCubaseの操作は難しく、また最低限を満たしたとしても快適さを求めるなら不足です。
本記事では公式発表に基づくCubase14の動作に最低限必要なパソコンスペックとおすすめのスペック、おすすめのパソコンを紹介します。
- Cubase14の動作に必要なパソコンスペック
- おすすめのスペック・パソコン
Cubase14の最低動作環境
Cubase14の公式発表されている動作環境についてまとめます。
Windowsでの最低動作環境
Windowsでの最低動作環境は以下の通りです。
OS | Windows 10 または 11 (64bit) |
CPU | Intel Core i5 (第4世代以降) AMD Ryzen |
CPUコア | 4以上 |
RAM(=メモリ) | 8GB |
ディスク空き容量(コアインストール) | 1GB |
ディスク空き容量 | 80GB |
ディスプレイ解像度 | 1440×900 |
グラフィック minimum | Windows 10対応グラフィックボード |
グラフィック | AMD R, RX シリーズ以降 NVIDIA Series 700 以降 |
特に重要なのはCPUとRAM(メモリ)です。
下回ると正しく動作しない(カクつく、ノイズが入る、再生できないなど)可能性が高いです。
Cubase13から14へのアップデートにあたり、ディスクの必要空き容量は75GBから80GBに引き上げられています。
Macでの最低動作環境
Macでの最低動作環境は以下の通りです。
OS | macOS Sequoia macOS Sonoma macOS Ventura |
Apple シリコン | Native App Rosetta 2 App |
CPU | Intel Core i5 (late 2018 or later) Apple silicon |
CPUコア | 4以上 |
RAM(=メモリ) | 8GB |
ディスク空き容量(コアインストール) | 1GB |
ディスク空き容量 | 80GB |
ディスプレイ解像度 | 1440×900 |
グラフィック | Metal対応グラフィックカード |
Cubase13から14へのアップデートに当たって、以下の変更がありました。
- 対応OSからmacOS Montereyが外れmacOS Sequoiaが追加
- CPUのIntel Coreシリーズが2015年以降製品から2018年以降製品に変更
- ディスクの必要空き容量は75GBから80GBに引き上げ
「推奨スペック」ではなく「最低スペック」
WindowsとMacでそれぞれ示したスペックは「最低スペック」であって「推奨スペック」ではありません。
Steinbergの動作環境ページ(https://www.steinberg.net/ja/system-requirements/ )のURLの「requirements」は辞書的な意味だと「必要条件」「要求するもの」ですね。
Cubase14開発元のSteinbergが「Cubaseを使うには最低限これだけのスペックを用意してね」と要求しているスペックなのです。
動作環境は全グレード(Pro・Artist・Elements・AI・LE)で同じ
Cubase14の最低動作環境はすべてのグレードで同じです。
ただしグレードが上がれば使えるトラック数やプラグイン・機能が増えてできることが増え、結果的に高スペックのパソコンが必要になるともいえます。
動作環境記載のスペックの見方
動作環境を見る際のポイントを解説します。
CPU・メモリ・ストレージの各パーツがDTMでどんな働きをするのか詳細に知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
CPU…数字が大きいほど高性能
CPUはメーカー名・ブランド名で「Intel Core i5」「AMD Ryzen 5」などのように区別されますが、末尾の数字が大きいほど性能が高いです。
加えて発売された年による「世代」という区別もあり、新しいほど性能は高いです。
Intel Coreは第14世代、AMD Ryzenは第5世代が最新です。
メモリ(RAM)…大きいほど強力
メモリ(RAM)は8MB、16MBのように容量で比較します。
メモリの容量が大きいほど、CPUが高い性能を発揮できます。
ストレージ…大きいほどたくさん保存できる
ストレージはデータを保存できる量であり、こちらも数字が大きいほどたくさんのデータを保存できます。
Cubase14のストレージ要求量は80GBとなっていますが、これはCubaseとプラグインのデータを保存するために必要な容量です。
実際には作った楽曲のプロジェクトデータや録音データ・外部プラグインのデータ・書き出した音源なども保存する必要があるので、80GBよりもはるかに大きい容量が必要です。
Cubase14のおすすめスペック
Cubase14公式の動作環境を踏まえた、おすすめのパソコンスペックを紹介します。
安定した動作を求めるなら最低スペックより1ランク上がおすすめ
Cubase公式発表のスペックは、「最低限の動作が保証されている」というスペックになります。
「最悪これだけあればマトモに動くよ」ですね。
安定したCubaseの動作を求めるなら、発表より1ランク上のスペックのパソコンを選ぶと安心です。
おすすめのスペックは以下の通りです。
- CPU…Intel Core i7
- メモリ…16GB
- ストレージ…内部SSDで1TB程度
このスペックがあれば安心してCubaseを使えます。
Cubase14におすすめのパソコン
Cubase13におすすめのパソコンを紹介します。
WindowsとMacを紹介しますが、基本的にWindowsの方がおすすめです。
プラグインなどでWindowsのみのものもあるので、迷ったらWindowsを選ぶのが無難です。
Cubase14におすすめのWindows
WindowsでCubaseを使うなら、BTOでデスクトップパソコンを選ぶのがおすすめです。
BTOはBuild to Orderの略で、自分で選んだパソコンパーツをパソコン専門店が組み立ててくれるという買い方です。
大手パソコンメーカーの製品より安く買える、好みのパーツにカスタマイズできるというメリットがあります。
管理人のおすすめメーカーはマウスコンピューターです。
マウスコンピューターは3年間の無償修理、24時間365日受付のサポートのほか、注文した品を設置し、インターネット設定などをしてくれるサービスなどもオプションで付けられます。
必要なスペックを満たしつつ価格を抑えたい人には、G-Tune PG-I7G60がおすすめです。
G-Tuneはゲーミングパソコンですが、画像・動画の高速処理に必要なGPUが入っています。
自分で自作曲のMVを作る人にもおすすめです。
\台数限定アウトレットモデル/
G-Tune PG-I7G60はIntel Core i7搭載ですが、世代が第12世代と少し古めです。
私のパソコンもi7の第12世代で、今のところ不足は感じていないですけどね。
長く使うことを考えて新しいCPUを選びたい、静音性も追求したい人はDAIV FX-I7G60がおすすめです。
CPUはIntel Core i7の第14世代となっています。
ノートパソコン(非推奨)
DTMレッスンや自宅外での録音、ライブパフォーマンスなどでパソコンを持ち歩く必要があるなら別ですが、以下の理由からノートパソコンはおすすめしません。
- 排熱の効率が悪く、負荷の高い作業をすると熱によりパソコンの劣化が早まる
- 処理落ちしやすい
- ファンの音がうるさく、音の出る作業に集中できない
- 画面が小さく、操作がしにくい
- USBポートが足りない
予算を抑えた上で推奨スペックを満たしたいなら、mouse A5-I7U01BK-Aが使えそうです。
10万円以内におさめたいなら、スペックは落ちますがLenovo IdeaPad Flex5が実際に使って良かったのでおすすめです。
Cubase14におすすめのMac
基本的にWindowsがおすすめですが、MacでもCubaseは使えます。
他のMac専用ソフトを使いたいときなどはMacでも構いません。
Logic ProなどMac専用のDAWもあるので、いろいろなDAWを使う予定があるならMacもよいかもしれません。
MacといえばiMacやMacBookのイメージがありますが、音響機器(オーディオインターフェースやMIDIキーボードなど)をつなぐためのUSB-Aポートがないのでおすすめできません。
推奨スペックをクリアして快適にCubaseを使おう-まとめ
Cubase14の最低動作環境とおすすめスペック、おすすめのパソコンを見てきました。
最低スペックとおすすめスペックをまとめます。
最低スペック | おすすめスペック | |
---|---|---|
CPU | Intel Core i5 AMD Ryzen Apple silicon | Intel Core i7 |
メモリ | 8GB | 16GB |
ストレージ | 75GB | 1TB |
設備を整えて、ストレスなく音楽制作に取り組んでいきましょう。
\迷ったらこれ/