- 歌声合成ができるスマホの無料アプリはないのかな
基本無料で使える歌声合成ソフト「VoiSona」のiOS/iPadOS版のベータテストが開始になりました。
現在は専用のフォームから応募した人のみが先行して使用できますが、テストが終わって正式リリースされればiPhoneでも無料で歌声合成ソフトを使うことができます。
この記事では、スマホ・タブレットアプリ版VoiSonaの最新情報について解説するとともに、現時点ではPC版と共通で使える有料のソングライブラリについても解説します。
- スマホ版VoiSonaの最新情報
iOS版VoiSonaの最新情報
iOS/iPadOS版VoiSonaのベータテスト開始の情報は、2024年9月4日のVoiSona2周年記念生放送で発表されました。
告知ページから飛べる応募フォームに必要事項を記入して送信すると、ベータテストに参加することができます。
参加登録は2024年9月18日まで(前倒しで締め切りの可能性あり)です。
正式リリースより先に使ってみることができます!
iOS版VoiSonaのベータテストに参加してみた!
私もベータテストに応募し、実際にiOS版VoiSonaを使ってみました。
アプリインストールの仕方・使い方のマニュアルは、参加申し込み後に送られてくるメールに記載されているURLから見られます。
画面表示はPC版と似ている
画面表示はPC版のVoiSonaとよく似ています。
私はiPhoneSEなのでさすがに細かい操作はしづらかったですが、PC版とそん色ない編集が可能で驚きました。
作ったプロジェクトは.wav形式で書き出しできます。
「ファイル」アプリから開けます。
取り急ぎ作ってみたのがこちらです。
作ったプロジェクトはPC版でも開ける
作ったプロジェクトを.ccs形式で書き出せるのも注目ポイントです。
.ccsはPC版VoiSona・CeVIO AIの保存形式なので、作ったファイルをパソコンに送ればそのまま開いて続きの編集ができてしまいます。
現時点で.ttsprj形式では、タイミング情報などが引き継がれないようでした。
思いついたメロディをすぐにメモするのに使えそうです。
DAWのプラグインとして使える
また、AUに対応しているのでGarageBandやCubasisなどのiOS用DAWのプラグインとしても使えます。
iPhoneの小さい画面では厳しいですが、iPadでなら本格的な楽曲制作が可能かもしれません。
ベータ版なのでまだ不安定なところもありますが、スマホにしては使いやすいという印象を受けました。
ボイスライブラリのライセンスはPC版と共通?
VoiSonaは無料でデフォルトボイスの知声が使えますが、それ以外のボイスライブラリを使いたい場合は有料のライセンスを入手する必要があります。
iOS/iPadOS版VoiSonaのボイスライブラリのライセンスは、PC版と共通です。
VoiSonaのアカウントはPC版と共通なので、紐づけしてあるボイスライブラリ(バージョン2.0以降)が使えるようです。
VoiSonaソングで使えるボイスライブラリは以下の通りです。
- 知声(デフォルトボイス)
- さとうささら
- 機流音
- AiSuu
- #kzn
- 結月ゆかり 麗
- MYK-IV
- 双葉湊音
- すずきつづみ
- Pepper
- IA
- OИE
- Ci flower
- やまだかのん
- かざまつりあさひ
- たかむらひびき
- こむらさきももか
- 奏兎める
- 玉姫
- 東北ずん子
- 東北イタコ
- 東北きりたん
- ずんだもん
- 四国めたん
- りむる
今のところ、PC版のアカウントをiOS/iPadOS版で認証すれば、PCですでに購入したボイスライブラリが使えます。
ボイスライブラリに「PC版」「スマホ版」のような区別はなく、同じ値段になるのでしょうか。
公式リリースが気になるところです。
↓VoiSonaソングライブラリのお得な買い方は下の記事で解説
iOS版VoiSonaリリースで、スマホで楽曲制作ができるかも-まとめ
iOS/iPadOS版VoiSonaの最新情報について見てきました。
ポイントをまとめます。
- 2024年9月現在、スマホ版VoiSonaはベータテスト中
- 機能はPC版とほぼ同じ、プラグインとしても使える
- 現時点では、ボイスライブラリのライセンスはPC版と共有される
iOS版VoiSonaがリリースされることによって、これまでパソコンがないせいで諦めていた人でも楽曲制作に挑戦することができるようになります。
もちろん、作業効率のことを考えるとパソコンで作る方が便利です。
可能ならパソコンを用意しましょう。
これからのVoiSonaに期待です。