- モニターヘッドホンがほしいが、できるだけ費用を抑えたい
- OneOdio Pro 10って実際どう?
本記事では私が4年半DTMで愛用しているモニターヘッドホン「OneOdio Pro 10 オーバーイヤーヘッドホン」を紹介します。
4年間がっつり使用してみて思うメリット・デメリットは以下の通りです。
良かったところ | 残念だったところ |
---|---|
2種類のプラグ規格に対応 | 耳に当てる所が蒸れる |
両耳で別の音源が聴ける | 作りがちょっとチープ |
ヘッドホンにさらにヘッドホンをつなげる | – |
軽い装用感・幅は調整可能 | – |
かなりコンパクトにたためる | – |
良かったところ | 残念だったところ |
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2種類のプラグ規格に対応 | 耳に当てる所が蒸れる |
両耳で別の音源が聴ける | 作りがちょっとチープ |
ヘッドホンにさらにヘッドホンをつなげる | – |
軽い装用感・幅は調整可能 | – |
かなりコンパクトにたためる | – |
手頃な価格ながらも非常に便利な機能が備わっており、特にはじめてモニターヘッドホンを買う人におすすめしたい製品です。
- モニターヘッドホンとは何か
- OneOdio Pro 10の便利な機能
- 4年半使った劣化具合
モニターヘッドホンは音を正確に聞き取るために使う
モニターヘッドホンとは、一般的なイヤホンやヘッドホンとは違い音を正確に聞き取るために作られているヘッドホンです。
一般的なイヤホンやヘッドホンは、例えば「低音が聞こえやすい!」などイコライザ機能(音の周波数バランスを変える機能)が備わっていて、音域が調整されているものが多いです。
しかしDTMなど音楽制作の場面では、単なる快適に聞くための音質は重要ではありません。
データの通りに鳴るヘッドホンを使って聞かなければ、再生環境が変わると意図しない音になってしまうこともあり得ます。
モニターヘッドホンは、データの通りに音が鳴るのでDTMの作業に適しています。
また音の定位感(前後左右の音の配置関係)も聞き取りやすいので、FPSなどのゲーム用にも向いています。
逆に、「低音の効いた曲を楽しみたい」という人には向きません。
OneOdio Pro 10を使うメリット
お手頃価格のモニターヘッドホンであるOneOdio Pro 10の特徴・使ってみてよかったところを紹介します。
メリット①2種類のプラグ規格(6.3mmと3.5mm)に対応
OneOdio Pro 10には左右に1つずつ、ステレオの標準ジャック(6.3mm)とミニジャック(3.5mm)がついています。
片方さすだけでステレオで聞くことができます。
使うケーブルの組み合わせの選択肢が増えるので、配線の自由度が高くなります。
DTMを始めたてだと、配線で苦労することが多いです。
配線の自由度が高いとケーブルが足りなくてもなんとかできる場合があります。
標準-ミニの長いケーブルと、両方ミニでマイク付きの短いケーブルが付属しています。
特に長い方のケーブルは使用する機材に合わせてヘッドホン側のジャックを変えられるので便利です。
4年半使っていますが、ケーブルに劣化はありません。
メリット②両耳で別の音源が聴ける
個人的に一番のおすすめポイントです!
OneOdio Pro 10の標準ジャックとミニジャックに別々の機器を接続すると、2つの機器から音源を同時に聞くことができます。
右でパソコンで鳴っている曲Aを聴きながら、左でスマホで鳴っている曲Bを聴けるのです。
以下のような使い方ができます。
- スマホに入っている楽曲を聞きながらパソコンのDAWで耳コピ
- パソコンでDTMをしつつ、スマホの通話アプリで作業通話
- 片方でカラオケ音源を聞きながら、もう片方はウインドシンセ等電子楽器に接続して、カラオケ音源に合わせて練習
このように通常では複雑な配線を必要とすることがOneOdio Pro 10が1つあればできるのです。
なお、接続してすぐは音量が小さいので注意です。
メリット③ヘッドホンにさらにヘッドホンをつなげる
OneOdio Pro 10からさらに別のヘッドホンやイヤホンを接続して、同じ音が聴けます。
通販サイトの男女2人の写真に「音楽を共有できる」と書いてあった時は「その機能いる…?」と思いましたが…
相方と2人でDAWを見ながら作業するときにはこの機能を使います。
メリット④軽い装用感・幅は調整可能
OneOdio Pro 10をつけた感じはあまり重くなく、長時間つけていても疲れません。
私が作業に没頭しすぎて疲れを感じてないだけかも
またヘッドバンド(頭にあたる部分)は幅の調整ができるので、サイズを合わせて使うことができます。
メリット⑤かなりコンパクトにたためる
OneOdio Pro 10はコンパクトにたためます。
持ち運びに便利です。
耳当ては反転できるので、片耳で聞くこともできます。
OneOdio Pro 10を使うデメリット
気に入っている点はたくさんあるのですが、少し残念なところもあります。
対応策と合わせて紹介します。
デメリット①耳に当てる所が蒸れる
耳当て部分の素材は仕様を見るとレザーと書いてありますが、蒸れます。
長時間つけていても疲れませんが、蒸れて辛くなることも…。
下のような布製のヘッドホンカバーを付けることで対策できます。
ミミマモのLサイズはOneOdio Pro 10の対応が確認されており、以下は公式の付け方動画になります。
デメリット②作りがちょっとチープ
耳当てを反転して片耳で聞いたり、コンパクトにたたんだりできますが、接合部の作りが少し安っぽいような気はします。
さっきも指を挟みました…
解決は難しいですが、ゆっくり回せば大丈夫です。
OneOdio Pro 10は4年半でどれだけ劣化するか
OneOdio Pro 10を4年半使用していますが、機能や音質に関わる劣化は見られません。
ただしフックに引っ掛けて保管していたからか、ヘッドバンドには擦り切れが見られます。
気になる場合は下のようなヘッドバンドカバーの使用がおすすめです。
OneOdio Pro 10でDTM・ゲームを楽しもう!-まとめ
OneOdio Pro 10のメリット・デメリット、4年半使った劣化具合について見てきました。
ヘッドホンはピンからキリまでですが、OneOdio Pro 10は特にこれから音楽制作を始めよう!という方やゲームに集中したい方ににぜひ選択肢に入れていただきたいヘッドホンです。
機能面で良かったところ・残念だったところをまとめます。
良かったところ | 残念だったところ |
---|---|
2種類のプラグ規格に対応 | 耳に当てる所が蒸れる |
両耳で別の音源が聴ける | 作りがちょっとチープ |
ヘッドホンにさらにヘッドホンをつなげる | – |
軽い装用感・幅は調整可能 | – |
かなりコンパクトにたためる | – |
良かったところ | 残念だったところ |
---|---|
2種類のプラグ規格に対応 | 耳に当てる所が蒸れる |
両耳で別の音源が聴ける | 作りがちょっとチープ |
ヘッドホンにさらにヘッドホンをつなげる | – |
軽い装用感・幅は調整可能 | – |
かなりコンパクトにたためる | – |
特に2種類のジャックを搭載していることは、初心者にありがちな配線分からん問題が発生しても柔軟に対応することが可能です。
音質については、あくまでデータ通りに鳴ることを目的としたヘッドホンのはずなので、「低音を強く聞きたい」という方には適していないのかなと思います。
モニターヘッドホン選びに迷われている方はぜひご検討ください!