DTMのためにヘッドホンがほしいけど、どれを選べばいいかお悩みではありませんか?
この記事では私が3年半音楽制作で愛用しているモニターヘッドホン「OneOdio Pro 10 オーバーイヤーヘッドホン」について紹介したいと思います。
お手頃価格ながらも非常に便利でおすすめしたい製品です。
購入を検討している方、モニターヘッドホンはどれがいいかお悩みの方はぜひ最後までご覧ください!
モニターヘッドホンとは
一般的なイヤホンやヘッドホンは、例えば「低音が聞こえやすい!」などイコライザ機能が備わっていて音域が調整されているものが多いです。
しかし音楽制作の場面では、単なる快適に聞くための音質は重要ではありません。
制作した音楽が作ろうとした通りになっているかを確認するためには、データの通りに鳴るヘッドホンを使って音の違いを聞き取る必要があります。
モニターヘッドホンはそういった用途に適したヘッドホンで、DTMを始める方は持っておきたい機器です。
OneOdio Pro 10を使って良かったところ
お手頃価格のモニターヘッドホンであるOneOdio Pro 10の特徴・使ってみてよかったところを紹介します。
2種類のプラグ規格に対応
左右に1つずつ、ステレオの標準ジャック(6.3mm)とミニジャック(3.5mm)がついています。
片方だけさすだけでステレオで聞くことができます。
使うケーブルの組み合わせの選択肢が増えるので、配線の自由度が高くなります。
DTMを始めたてだと、配線で苦労することが多いと思います。
配線の自由度が高いとケーブルが足りなくてもなんとかできる場合があります。
また、標準とミニの長いケーブル、両方ミニでマイク付きの短いケーブルが付属しています。
特に長い方のケーブルは使用する機材に合わせてヘッドホン側のジャックを変えればいいので便利です。
両耳で別の音源が聴ける
個人的に一番のおすすめポイントです!
標準ジャックとミニジャックに別々の機器を接続することで、2つの機器から音源を同時に聞くことができます。
右でパソコンで鳴っているAという曲を聴きながら、左でスマホで鳴っているBという曲を聴けるのです。
この機能があれば、以下のような使い方が可能になります。
- スマホに入っている楽曲を聞きながらパソコンで耳コピ
- パソコンでDTMをしつつ、スマホの通話アプリで作業通話
- 片方でカラオケ音源を聞きながら、もう片方はウインドシンセ等電子楽器に接続して、カラオケ音源に合わせて練習
このように、通常では複雑な配線を必要とすることがヘッドホン1つでできてしまうのです。
なお、接続してすぐは音量が小さいので注意です。
ヘッドホンにさらにヘッドホンをつなげる
OneOdio Pro 10からさらに別のヘッドホンやイヤホンを接続して、同じ音が聴けます。
通販サイトの男女2人の写真に「音楽を共有できる」と書いてあった時は「その機能いる…?」と思いましたが…
相方と2人でDAWを見ながら作業するときにはこの機能を使います。
軽い装用感・幅は調整可能
つけた感じはあまり重くなく、長時間つけていても疲れません。
私が作業に没頭しすぎて疲れを感じてないだけかも
また、ヘッドバンド(頭にあたる部分)は幅の調整ができるので、サイズを合わせて使うことができます。
かなりコンパクトにたためる
結構コンパクトになります。
持ち運びに便利です。
OneOdio Pro 10を使って残念だったところ
気に入っている点はたくさんあるのですが、少し残念なところもあるのでそちらも書いておきます。
耳に当てる所が蒸れる
耳当て部分の素材はレザーと書いてありますが、蒸れます。
長時間つけていても疲れませんが、蒸れて辛くなることはあります。
作りがちょっとチープ
耳当てを反転して片耳で聞いたり、コンパクトにたたんだりできますが、接合部の作りが少し安っぽいような気はします。
さっきも指を挟みました…
ここら辺はお値段相応と言ったところでしょうか。
まとめ:OneOdio Pro 10でDTMを楽しもう!
ヘッドホンは本当にピンからキリまでだと思いますが、OneOdio Pro 10は特にこれから音楽制作を始めよう!という方にぜひ選択肢に入れていただきたいヘッドホンです。
機能面で良かったところ・残念だったところをまとめます。
良かったところ | 残念だったところ |
---|---|
2種類のプラグ規格に対応 | 耳に当てる所が蒸れる |
両耳で別の音源が聴ける | 作りがちょっとチープ |
ヘッドホンにさらにヘッドホンをつなげる | |
軽い装用感・幅は調整可能 | |
かなりコンパクトにたためる |
特に2種類のジャックを搭載していることは、初心者にありがちな配線分からん問題が発生しても柔軟に対応することが可能です。
音質については、あくまでデータ通りに鳴ることを目的としたヘッドホンのはずなので、「低音を強く聞きたい」という方には適していないのかなと思います。
モニターヘッドホン選びに迷われている方はぜひご検討ください!