- 曲に「シューッ」とか「ドゥーン」みたいな音を入れたいけどどうやってやるの?
- 音ゲー曲によくある「三倍アイスクリーム」みたいなのを入れたい
- 音ネタ・声ネタの探し方を知りたい
曲中の効果音っぽい音を音ネタ、セリフやシャウトなどを声ネタ、まとめて「サンプル音源」と呼ばれます。
本記事では、DTMで使えるサンプル音源の探し方と検索方法を紹介します。
- 音ネタ・声ネタ(サンプル音源)の探し方3選
- 音ネタ探しに使える検索ワード
音ネタ・声ネタ・サンプル音源は曲に使える素材
音ネタ・声ネタなどに分類されるサンプル音源は、録音・編集された音素材のことです。
サンプル音源の中には、EDMで使われるような「シューッ」や「ドゥーン…」のような音の他に、パーカッション単体の1音だけのものや、メロディやベース、ドラムセットなどの1フレーズ(ループ音源と呼ばれます)も存在します。
パーカッション単体の音は、リズムマシンなどのプラグインシンセに読み込んでドラムセットとして使うこともできますね。
声ネタは特にリズムゲームの曲で使われていて印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
昔は英語圏に友達を作って録音してもらってるんだと思ってました…
音源ごとに決められた利用規約を守れば、自分の曲に使い、商用利用も可能な場合があります。
サンプルは自分で作ることもでき、既存の曲からデータを取り込む(サンプリング)という手法もありますが、著作権に注意が必要です。
サンプル音源の探し方3選
代表的なサンプル音源の探し方を3つ紹介します。
サンプリングCDを購入する
サンプル音源が収録されたCDを購入し、データとしてパソコンに取り込んで使う方法があります。
昔からある方法なので古いサンプルを探すことができますが、デメリットとして以下の4つの注意点があります。
- CDの中にどんな音源が入っているか分からない
- 古いものだと音質が悪い可能性がある
- 最近のPCにはCDドライブがついておらず、使えない場合もある
- 有名なCDだと他の曲と被る
デメリットを理解し、あえて古いサンプルを使いたいという場合に有効な方法です。
DAW付属のサンプルを使う
DAWによっては最初から使えるサンプル音源がDAWソフトと同時にダウンロードされている場合があります。
たとえばCubaseなら、MediaBayや右ゾーンの「ループ&サンプル」から探すことができます。
Cubaseに限らず、Studio Oneや、Logic ProなどのApple系ソフトで使えるApple Loopsなど、他のDAWでも付属している場合があります。
しかしあくまでソフトのおまけ的な位置づけなので、欲しいサンプルが見つかるとは限りません。
サンプル音源配信サービスを使う(管理人おすすめ)
私のおすすめはサンプル音源配信サービスを使ってサンプル音源を探すことです。
サンプル音源配信サービスには、大きく分けて2種類があります。
- サンプル音源のセット(サンプルパック)をダウンロードで購入するサイト
- サブスク制のサンプル音源配信サービス
①の方法はCDを買うのと同じ感覚で、データがダウンロードできるという点のみが異なります。
おすすめなのは②の方法です。
②の方法で代表的なサービスには「Splice 」や「Loopcloud 」があります。
これらのサイトは月額料金を払ってクレジット(サービス内通貨)をもらい、クレジットでサンプル音源を購入するという形式をとっています。
以下のようなメリットがあります。
- サンプル音源を1個から買えるので、欲しい音だけを入手できる
- 試聴してから買える
- 膨大なサンプルの中から検索して好きな音を探せる
サブスク制なので料金が毎月勝手に引き落とされる点には注意ですが、非常に便利なサービスです。
音ネタが見つかる検索ワード
音ネタを使いたい曲のジャンルが決まっている場合は、そのジャンルに特化したサンプルパックの中に使いたい音が収録されているかもしれません。
Spliceなどの配信サイトで、ジャンル名で探すことも可能です。
しかし「自分の曲が何のジャンルなのか微妙」という場合もありますよね。
「よくある音ネタ」の名前を調べてみたので、SpliceやDAWなどで検索する際にお役立てください。
ライザー(riser/sweep)…めっちゃ盛り上がるやつ
ノイズだったりシンセ系の音がだんだん高くなって盛り上がるやつは、「riser」と検索するとたくさん出てきます。
ライザーと似ていますが、ホワイトノイズなどの音が加工されていて、音程が上がっていったり下がっていったりする「シューッ」という感じの音源は「sweep」と検索するとたくさん出てきます。
スクラッチ(scratch)…DJプレイでよく聞く音
名前からもイメージがつくと思いますが、DJプレイとかでよく聞く「トゥクトゥク」みたいな音は「scratch」と検索するとたくさん出てきます。
スクラッチにもたくさん種類があるので、検索して好みのものを探してみましょう。
グリッチ(glitch)…金属っぽい音
glitchとは「誤作動」という意味ですが、機械が誤作動して停止した…みたいなイメージの音は「glitch」と検索すると出てきます。
電子音や金属のイメージがする音がたくさん見つかります。
インパクト(Impact)…大きな1音とその余韻
「Impact」はその名の通り、インパクトのある音と長い余韻が収録された音源のタイトルにつけられていることが多いです。
Spliceでは「Vocals」「FX」から検索可能
ここまで検索ワードを見てきましたが、Spliceを利用すると以下の手順で絞り込むことができます。
音ネタ・声ネタを曲のアクセントに!-まとめ
音ネタ・声ネタなどのサンプル音源の探し方を見てきました。
サンプル音源を探せる場所を振り返ります。
私はいつもSpliceを使っていて、おすすめです。
ぜひあなたの曲にサンプル音源を活用して、曲のアクセントにしてみてくださいね。