- CeVIO AIをインストールしたけれど、CubaseなどDAWとの連携ができない…
- 可不ってCubaseで使えないの?
可不などの人気キャラが使える音声合成ソフトCeVIO AIは、DAWとの連携には対応していません。
合わせて使うには、少し工夫が必要です。
- CeVIO AIとCubaseを組み合わせて使う方法
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/piko-150x150.png)
CeVIO AIとCubaseは連携できませんが、組み合わせて使う方法はあります。
ぜひ参考にしてみてください。
CeVIO AIはCubaseと連携できない
CubaseなどのDAWと連携させて使う、つまりプラグインとして使うためにはVSTという規格に対応している必要があります。
しかし、CeVIO AIはVSTに対応していません。
別々のソフトとして立ち上げて使う必要があります。
Cubeseで伴奏を流しながらメロディーを打ち込む方法は?
伴奏を流しながらメロディーを入力する方法は3つあります。
それぞれの方法を説明していきます。
①メロディーをCubaseで打ち込み、歌詞をCeVIO AIで入力する方法
CubaseでMIDIデータを作り、CeVIO AIにデータを移す方法を紹介します。
メロディーをCubaseのインストゥルメントトラックまたはMIDIトラックで打ち込みます。
![どれみふぁ](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-4.png)
![どれみふぁ](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-4.png)
上のメニューバーの「ファイル」から「書き出し」→「MIDIファイル」を選択、「書き出しオプション」ウィンドウで「OK」をクリックし、任意の場所に名前を付けて保存します。
![MIDI書き出し](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-3.png)
![MIDI書き出し](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-3.png)
![だいあろぐ](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-14.png)
![だいあろぐ](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-14.png)
拡張子は.midになります。
![てst](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-12.png)
![てst](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-12.png)
CeVIO AIを開き、「ファイル」の「インポート」→「MIDIの読み込み」をクリックします。
![インポート](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-13.png)
![インポート](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-13.png)
「MIDIインポート」のダイアログが出てくるので、メロディー(歌詞をつけたいパート)にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
「テンポと拍子」はチェックが入ったままにしておきましょう。
![MIDIインポート](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-11.png)
![MIDIインポート](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-11.png)
歌声が階名になっているので、任意の歌詞を入力します。
![成功](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-10-300x264.png)
![成功](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-10-300x264.png)
「ファイル」→「エクスポート」→「ミックスダウンWAV書き出し」を選択し、名前を付けて保存します。
![エクスポート](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-9.png)
![エクスポート](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-9.png)
保存したら、「フォルダを開く」を選択してフォルダを開いておくと便利です。
CeVIO AIで書き出したWAVファイルを、Cubaseのイベントのエリアにドラッグ&ドロップします。
LとRの2つのトラックが読み込まれます。
![このあたり](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-1.png)
![このあたり](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-1.png)
前後に不要な部分ができるので調整します。
![インポート](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-2-1024x284.png)
![インポート](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-2-1024x284.png)
左下と右下にある四角をドラッグすることで不要な部分を短くできます。
![ここ](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase.png)
![ここ](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase.png)
![完成](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-5.png)
![完成](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-5.png)
②Cubaseで伴奏を書き出しして、CeVIO AIにインポートする方法
Cubaseで作った伴奏がある程度できあがっていたら、一度書き出ししてCeVIO AIに読み込むことで伴奏を聞きながらメロディーと歌詞を入力することができます。
手順を紹介します。
「ファイル」→「書き出し」→「オーディオミックスダウン」を選択します。
![オーディオミックスダウン](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cubase-audio-mix-down.png)
![オーディオミックスダウン](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cubase-audio-mix-down.png)
CeVIO AIは24bit未満のWAVファイルのみをオーディオとして読み込めます。
「ファイルタイプ」をWaveファイル、「ビット解像度」を16bitに変更して、書き出します。
![ファイル形式](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cubase-sound-quality.png)
![ファイル形式](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cubase-sound-quality.png)
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/piko-150x150.png)
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/piko-150x150.png)
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/piko-150x150.png)
音質が下がる設定です。
曲が完成して書き出すときに元(32bit flort)に戻すのを忘れないようにしましょう。
CeVIO AIを立ち上げ、カーソルを1小節目に合わせておきます。
![カーソル](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cevio-cursor.png)
![カーソル](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cevio-cursor.png)
「ファイル」→「インポート」→「オーディオファイルの読み込み」を選択します。
![オーディオファイル読み込み](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cevio-wav-import2.png)
![オーディオファイル読み込み](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cevio-wav-import2.png)
読み込みたい伴奏のファイルをエクスプローラーから選択します。
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cevio-wav-import.png)
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cevio-wav-import.png)
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/piko-150x150.png)
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/piko-150x150.png)
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/piko-150x150.png)
ドラッグ&ドロップでもインポートできますが、開始位置を指定できないのでこちらの方法がおすすめです。
CeVIO AIでメロディーと歌詞を入力します。
歌唱データが完成したら、「ファイル」→「エクスポート」→「ソングのWAV書き出し」を選択します。
![ソングのWAV書き出し](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cevio-wav-export.png)
![ソングのWAV書き出し](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cevio-wav-export.png)
歌唱データを入力したトラックにチェックを入れ、保存先を指定しOKを押します。
![ソングのWAV書き出し](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cevio-wav-export-menu.png)
![ソングのWAV書き出し](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cevio-wav-export-menu.png)
CeVIO AIで書き出したWAVファイルを、Cubaseのイベントのエリアにドラッグ&ドロップします。
LとRの2つのトラックが読み込まれます。
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cubase-audiofile-import.png)
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/cubase-audiofile-import.png)
前後に不要な部分ができるので調整します。
左下と右下にある四角をドラッグすることで不要な部分を短くできます。
![ここ](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase.png)
![ここ](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase.png)
③VST対応の別ソフトで歌詞とメロディーを打ち込む方法
VOCALOID6 EditorやSynthsizer V Studioで歌唱データを打ち込む方法を紹介します。
ここではVOCALOID6 Editorの画面で説明していきます。
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/piko-150x150.png)
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/piko-150x150.png)
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/piko-150x150.png)
Synthesizer V Studio Basic(無料版)はVST非対応なので、この方法には使えません。
VoisonaはVSTとMIDI書き出しに対応しているので使えます。
Cubaseの音を再生しながら操作できるので、メロディーと歌詞の両方を打ち込んでいきます。
![VOCAROID6 Editor テストデータ](https://riwastudy.com/wp-content/uploads/2023/07/image-219x300.png)
![VOCAROID6 Editor テストデータ](https://riwastudy.com/wp-content/uploads/2023/07/image-219x300.png)
メニューの「ファイル」→「エクスポート(MIDI)」を選択します。
![VOCAROID6 Editor MIDIエクスポート](https://riwastudy.com/wp-content/uploads/2023/07/a5c1f0b0-300x261.png)
![VOCAROID6 Editor MIDIエクスポート](https://riwastudy.com/wp-content/uploads/2023/07/a5c1f0b0-300x261.png)
任意のファイル名を設定し、「歌詞の文字コード」をShift_JISにします。
UTF-8のままだと歌詞が文字化けします。
![VOCAROID6 Editor Shift_JIS](https://riwastudy.com/wp-content/uploads/2023/07/image-1.png)
![VOCAROID6 Editor Shift_JIS](https://riwastudy.com/wp-content/uploads/2023/07/image-1.png)
CeVIO AIで「ファイル」→「インポート」→「MIDIの読み込み」を選択します。
![CeVIO MIDI読み込み](https://riwastudy.com/wp-content/uploads/2023/07/image-3.png)
![CeVIO MIDI読み込み](https://riwastudy.com/wp-content/uploads/2023/07/image-3.png)
VOCALOID6 Editorで作ったMIDIファイルを選択します。
読み込むトラックの選択画面が出てくるので、「音符」の欄に数が入っているトラックにチェックを入れます。
![CeVIO トラック読み込み](https://riwastudy.com/wp-content/uploads/2023/07/1eae8d92.png)
![CeVIO トラック読み込み](https://riwastudy.com/wp-content/uploads/2023/07/1eae8d92.png)
「ファイル」→「エクスポート」→「ミックスダウンWAV書き出し」を選択し、名前を付けて保存します。
![エクスポート](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-9.png)
![エクスポート](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-9.png)
保存したら、「フォルダを開く」を選択してフォルダを開いておくと便利です。
CeVIO AIで書き出したWAVファイルを、Cubaseのイベントのエリアにドラッグ&ドロップします。
LとRの2つのトラックが読み込まれます。
![このあたり](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-1.png)
![このあたり](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase-1.png)
前後に不要な部分ができるので調整します。
左下と右下にある四角をドラッグすることで不要な部分を短くできます。
![ここ](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase.png)
![ここ](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2023/09/cevio-cubase.png)
①と②と③の比較
①メロディーをCubaseで打ち込み、歌詞をCaVIO AIで入力する方法と、②伴奏をCeVIO AIに読み込む方法、③別ソフトで歌詞とメロディーを打ち込む方法を見てきました。
①と②は、伴奏の完成度と好みで選びましょう。
③のためだけにVOCALOID6 EditorやSynthesizer V Studioを購入する必要はないですが、無料のVoisonaで代用することは可能です。
作曲のスタイルで使い分けるとよいでしょう。
- メロディーを決めてから歌詞を入力したい場合:Cubase→CeVIO→Cubaseの方法(①)
- 伴奏がだいたいできあがっている場合:Cubase(伴奏)→CeVIO→Cubaseの方法(②)
- 歌詞に合わせてメロディーを入力したい場合:他ソフト→CeVIO→Cubaseの方法(③)
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/piko-150x150.png)
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/piko-150x150.png)
![](https://dtminfo.com/wp-content/uploads/2024/06/piko-150x150.png)
①や②の方法は、WAVファイルに書き出しした後にメロディーを修正するともう一度初めからやり直す必要があり、面倒というデメリットがあります。
③はダメージがまだ少ないです。
![](https://dtminfo.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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Voisonaはこちらの記事で紹介しています。
まとめ:CeVIO AIはVST非対応なので、工夫して使う必要がある
CeVIO AIとCubaseを連携させる方法について見てきました。
- CeVIO AIはVST非対応なので、Cubaseのプラグインとして使うことはできない
①~③の方法を使えばデータをやり取りできる
- Cubaseでメロディーを入力し、CeVIO AIで歌詞を入力する方法
- Cubaseから伴奏をインポートし、CeVIO AIで歌詞とメロディーを入力する方法
- VOCALOID6 EditorやSynthesizer V Studio Pro、VoisonaなどVST対応のソフトでメロディーと歌詞を入力し、CeVIO AIで変換する方法
CeVIO AIはVST非対応なのでCubaseと直接連携させることはできませんが、工夫してデータを移すことは可能です。
ぜひお試しください。
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