【CeVIO AI】DAWと連携できない!?Cubaseにデータを移す方法3選

当ページのリンクには広告が含まれています。
こんなお悩みありませんか?
  • CeVIO AIをインストールしたけれど、CubaseなどDAWとの連携ができない…
  • 可不ってCubaseで使えないの?

可不などの人気キャラが使える音声合成ソフトCeVIO AIは、DAWとの連携には対応していません
合わせて使うには、少し工夫が必要です。

この記事でわかること
  • CeVIO AIとCubaseを組み合わせて使う方法
管理人

CeVIO AIとCubaseは連携できませんが、組み合わせて使う方法はあります。
ぜひ参考にしてみてください。

目次

CeVIO AIはCubaseと連携できない

CubaseなどのDAWと連携させて使う、つまりプラグインとして使うためにはVSTという規格に対応している必要があります。
しかし、CeVIO AIはVSTに対応していません

別々のソフトとして立ち上げて使う必要があります。

Cubeseで伴奏を流しながらメロディーを打ち込む方法は?

伴奏を流しながらメロディーを入力する方法は3つあります。

  • Cubaseでメロディーを入力し、そのデータをCeVIO AIにインポートしてから歌詞を入力する(以下①
  • Cubaseでできあがった伴奏を一旦書き出しして、CeVIO AIにインポートする(以下②
  • VST対応の音声合成ソフトで歌唱データを打ち込みMIDIでエクスポートして、CeVIO AIにインポートする(以下③

それぞれの方法を説明していきます。

①メロディーをCubaseで打ち込み、歌詞をCeVIO AIで入力する方法

CubaseでMIDIデータを作り、CeVIO AIにデータを移す方法を紹介します。

STEP
CubaseでMIDIデータを作る

メロディーをCubaseのインストゥルメントトラックまたはMIDIトラックで打ち込みます。

どれみふぁ
STEP
メロディーのMIDIトラックをエクスポートする

上のメニューバーの「ファイル」から「書き出し」→「MIDIファイル」を選択、「書き出しオプション」ウィンドウで「OK」をクリックし、任意の場所に名前を付けて保存します。

MIDI書き出し
だいあろぐ

拡張子は.midになります。

てst
STEP
保存したMIDIデータをCeVIO AIにインポートする

CeVIO AIを開き、「ファイル」の「インポート」→「MIDIの読み込み」をクリックします。

インポート
STEP
CeVIO AIにインポートするトラックを設定する

「MIDIインポート」のダイアログが出てくるので、メロディー(歌詞をつけたいパート)にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
「テンポと拍子」はチェックが入ったままにしておきましょう。

MIDIインポート
STEP
CeVIO AIで歌詞を入力する

歌声が階名になっているので、任意の歌詞を入力します。

成功
STEP
CeVIO AIから歌唱データをWAVファイルでエクスポートする

ファイル」→「エクスポート」→「ミックスダウンWAV書き出し」を選択し、名前を付けて保存します。

エクスポート

保存したら、「フォルダを開く」を選択してフォルダを開いておくと便利です。

この時点で、データをオーディオファイルにします。
前の工程に戻って作業すると再度エクスポートが必要になるのでご注意ください。

STEP
オーディオファイルをCubaseにインポートする

CeVIO AIで書き出したWAVファイルを、Cubaseのイベントのエリアにドラッグ&ドロップします。
LとRの2つのトラックが読み込まれます。

このあたり
STEP
不要な部分を縮める、移動させるなどして調整する

前後に不要な部分ができるので調整します。

インポート

左下と右下にある四角をドラッグすることで不要な部分を短くできます。

ここ
STEP
メロディーの元のデータになったトラックをミュートにする
完成

②Cubaseで伴奏を書き出しして、CeVIO AIにインポートする方法

Cubaseで作った伴奏がある程度できあがっていたら、一度書き出ししてCeVIO AIに読み込むことで伴奏を聞きながらメロディーと歌詞を入力することができます。

手順を紹介します。

STEP
Cubaseで伴奏をWAV形式(16bit)で書き出す

「ファイル」→「書き出し」→「オーディオミックスダウン」を選択します。

オーディオミックスダウン

CeVIO AIは24bit未満のWAVファイルのみをオーディオとして読み込めます。
「ファイルタイプ」をWaveファイル、「ビット解像度」を16bitに変更して、書き出します。

ファイル形式
管理人

音質が下がる設定です。
曲が完成して書き出すときに元(32bit flort)に戻すのを忘れないようにしましょう。

STEP
CeVIO AIにWAVファイルをインポートする

CeVIO AIを立ち上げ、カーソルを1小節目に合わせておきます。

カーソル

「ファイル」→「インポート」→「オーディオファイルの読み込み」を選択します。

オーディオファイル読み込み

読み込みたい伴奏のファイルをエクスプローラーから選択します。

管理人

ドラッグ&ドロップでもインポートできますが、開始位置を指定できないのでこちらの方法がおすすめです。

STEP
歌唱データを入力する

CeVIO AIでメロディーと歌詞を入力します。

STEP
歌唱データのみを書き出す

歌唱データが完成したら、「ファイル」→「エクスポート」→「ソングのWAV書き出し」を選択します。

ソングのWAV書き出し

歌唱データを入力したトラックにチェックを入れ、保存先を指定しOKを押します。

ソングのWAV書き出し
STEP
オーディオファイルをCubaseにインポートする

CeVIO AIで書き出したWAVファイルを、Cubaseのイベントのエリアにドラッグ&ドロップします。
LとRの2つのトラックが読み込まれます。

STEP
不要な部分を縮める、移動させるなどして調整する

前後に不要な部分ができるので調整します。

左下と右下にある四角をドラッグすることで不要な部分を短くできます。

ここ

③VST対応の別ソフトで歌詞とメロディーを打ち込む方法

VOCALOID6 EditorやSynthsizer V Studioで歌唱データを打ち込む方法を紹介します。
ここではVOCALOID6 Editorの画面で説明していきます。

管理人

Synthesizer V Studio Basic(無料版)はVST非対応なので、この方法には使えません。
VoisonaはVSTとMIDI書き出しに対応しているので使えます。

STEP
VOCALOID6 Editorで歌唱データを作る

Cubaseの音を再生しながら操作できるので、メロディーと歌詞の両方を打ち込んでいきます。

VOCAROID6 Editor テストデータ
STEP
VOCALOID6 Editorで作ったデータをMIDIでエクスポートする

メニューの「ファイル」→「エクスポート(MIDI)」を選択します。

VOCAROID6 Editor MIDIエクスポート

任意のファイル名を設定し、「歌詞の文字コード」をShift_JISにします。
UTF-8のままだと歌詞が文字化けします。

VOCAROID6 Editor Shift_JIS


STEP
CeVIO AIにMIDIファイルをインポートする

CeVIO AIで「ファイル」→「インポート」→MIDIの読み込みを選択します。

CeVIO MIDI読み込み

VOCALOID6 Editorで作ったMIDIファイルを選択します。
読み込むトラックの選択画面が出てくるので、「音符」の欄に数が入っているトラックにチェックを入れます。

CeVIO トラック読み込み
STEP
CeVIO AIで作ったデータをWAVでエクスポートする

ファイル」→「エクスポート」→「ミックスダウンWAV書き出し」を選択し、名前を付けて保存します。

エクスポート

保存したら、「フォルダを開く」を選択してフォルダを開いておくと便利です。

この時点で、データをオーディオファイルにします。
前の工程に戻って作業すると再度エクスポートが必要になるのでご注意ください。

STEP
オーディオファイルをCubaseに取り込む

CeVIO AIで書き出したWAVファイルを、Cubaseのイベントのエリアにドラッグ&ドロップします。
LとRの2つのトラックが読み込まれます。

このあたり
STEP
不要な部分を縮める、移動させるなどして調整する

前後に不要な部分ができるので調整します。

左下と右下にある四角をドラッグすることで不要な部分を短くできます。

ここ

①と②と③の比較

①メロディーをCubaseで打ち込み、歌詞をCaVIO AIで入力する方法と、②伴奏をCeVIO AIに読み込む方法、③別ソフトで歌詞とメロディーを打ち込む方法を見てきました。

①と②は、伴奏の完成度と好みで選びましょう。

③のためだけにVOCALOID6 EditorやSynthesizer V Studioを購入する必要はないですが、無料のVoisonaで代用することは可能です。

作曲のスタイルで使い分けるとよいでしょう。

  • メロディーを決めてから歌詞を入力したい場合:Cubase→CeVIO→Cubaseの方法(①)
  • 伴奏がだいたいできあがっている場合:Cubase(伴奏)→CeVIO→Cubaseの方法(②)
  • 歌詞に合わせてメロディーを入力したい場合:他ソフト→CeVIO→Cubaseの方法(③)
管理人

①や②の方法は、WAVファイルに書き出しした後にメロディーを修正するともう一度初めからやり直す必要があり、面倒というデメリットがあります。
③はダメージがまだ少ないです。

インターネット
¥23,397 (2024/07/23 18:47時点 | Amazon調べ)
\夏の音声ツール割引キャンペーン開催中!/
DLsite

Voisonaはこちらの記事で紹介しています。

まとめ:CeVIO AIはVST非対応なので、工夫して使う必要がある

CeVIO AIとCubaseを連携させる方法について見てきました。

  • CeVIO AIはVST非対応なので、Cubaseのプラグインとして使うことはできない

①~③の方法を使えばデータをやり取りできる

  • Cubaseでメロディーを入力し、CeVIO AIで歌詞を入力する方法
  • Cubaseから伴奏をインポートし、CeVIO AIで歌詞とメロディーを入力する方法
  • VOCALOID6 EditorやSynthesizer V Studio Pro、VoisonaなどVST対応のソフトでメロディーと歌詞を入力し、CeVIO AIで変換する方法

CeVIO AIはVST非対応なのでCubaseと直接連携させることはできませんが、工夫してデータを移すことは可能です。

ぜひお試しください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ぴこのアバター ぴこ 管理人

音楽歴十数年、DTM5年目、作曲2年目のこそこそ生きてるDTMer。DAWはCakewalk生まれCubase育ち。現在はCubase Pro 13を使用中。音ゲーとボカロが好き。ギター練習中。

目次