CeVIO AIをインストールしたけれど、CubaseなどDAWとの連携ができない…とお困りではないですか?
実はCeVIO AIはDAWとの連携には対応していません。
合わせて使うには、少し工夫が必要です。
この記事ではCubaseとCeVIO AIを組み合わせて使う方法をご紹介します。
CeVIO AIとCubaseは連携できませんが、組み合わせて使う方法はあります。
ぜひ参考にしてみてください。
CeVIO AIはCubaseと連携できない
Cubaseと連携させて使う、つまりプラグインとして使うためにはVSTという規格に対応している必要がありますが、CeVIO AIはVSTに対応していません。
別々のソフトとして立ち上げて使う必要があります。
Cubeseで伴奏を流しながらメロディーを打ち込む方法は?
伴奏を流しながらメロディーを入力する一番簡単な方法は、Cubaseでメロディーを入力し、そのデータをCeVIO AIに移してから歌詞を入力することです(以下①)。
また、VST対応しているVOCALOID6 EditorまたはSynthsizer V Studio Proで歌唱データを打ち込みMIDIでエクスポートして、CeVIO AIにインポートする方法もあります(以下②)。
Synthesizer V Studio Basic(無料版)はVST非対応なので、この方法には使えません。
それぞれの方法を説明していきます。
①メロディーをCubaseで打ち込み、歌詞をCeVIO AIで入力する方法
CubaseでMIDIデータを作り、CeVIO AIにデータを移す方法を紹介します。
メロディーをCubaseのインストゥルメントトラックまたはMIDIトラックで打ち込みます。
上のメニューバーの「ファイル」から「書き出し」→「MIDIファイル」を選択、「書き出しオプション」ウィンドウで「OK」をクリックし、任意の場所に名前を付けて保存します。
拡張子は.midになります。
CeVIO AIを開き、「ファイル」の「インポート」→「MIDIの読み込み」をクリックします。
「MIDIインポート」のダイアログが出てくるので、メロディー(歌詞をつけたいパート)にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
「テンポと拍子」はチェックが入ったままにしておきましょう。
歌声が階名になっているので、任意の歌詞を入力します。
「ファイル」→「エクスポート」→「ミックスダウンWAV書き出し」を選択し、名前を付けて保存します。
保存したら、「フォルダを開く」を選択してフォルダを開いておくと便利です。
CeVIO AIで書き出したWAVファイルを、Cubaseのイベントのエリアにドラッグ&ドロップします。
LとRの2つのトラックが読み込まれます。
前後に不要な部分ができるので調整します。
左下と右下にある四角をドラッグすることで不要な部分を短くできます。
②VOCALOID6 EditorやSynthsizer V Studioで歌詞とメロディーを打ち込む方法
VOCALOID6 EditorやSynthsizer V Studioで歌唱データを打ち込む方法を紹介します。
ここではVOCALOID6 Editorの画面で説明していきます。
Cubaseの音を再生しながら操作できるので、メロディーと歌詞の両方を打ち込んでいきます。
メニューの「ファイル」→「エクスポート(MIDI)」を選択します。
任意のファイル名を設定し、「歌詞の文字コード」をShift_JISにします。
UTF-8のままだと歌詞が文字化けします。
CeVIO AIで「ファイル」→「インポート」→「MIDIの読み込み」を選択します。
VOCALOID6 Editorで作ったMIDIファイルを選択します。
読み込むトラックの選択画面が出てくるので、「音符」の欄に数が入っているトラックにチェックを入れます。
「ファイル」→「エクスポート」→「ミックスダウンWAV書き出し」を選択し、名前を付けて保存します。
保存したら、「フォルダを開く」を選択してフォルダを開いておくと便利です。
CeVIO AIで書き出したWAVファイルを、Cubaseのイベントのエリアにドラッグ&ドロップします。
LとRの2つのトラックが読み込まれます。
前後に不要な部分ができるので調整します。
左下と右下にある四角をドラッグすることで不要な部分を短くできます。
①と②の比較
①メロディーをCubaseで打ち込み、歌詞をCaVIO AIで入力する方法と、②VOCALOID6 Editorで歌詞とメロディーを打ち込む方法を見てきました。
②のためだけにVOCALOID6 EditorやSynthesizer V Studioを購入する必要は正直ないと思いますが、どちらのソフトも持っているなら作曲のスタイルで使い分けるとよいでしょう。
- メロディーを決めてから歌詞を入力したい場合:Cubase→CeVIO→Cubaseの方法(①)
- 歌詞に合わせてメロディーを入力したい場合:VOCALOID6 Editor→CeVIO→Cubaseの方法(②)
がよいと思います。
①の方法は、WAVファイルに書き出しした後にメロディーを修正するともう一度初めからやり直す必要があり、面倒というデメリットがあります。
②の方がまだダメージは少ないです。
まとめ:CeVIO AIはVST非対応なので、工夫して使う必要がある
CeVIO AIとCubaseを連携させる方法について見てきました。
- CeVIO AIはVST非対応なので、Cubaseのプラグインとして使うことはできない
①か②の方法を使えばデータをやり取りできる
- Cubaseでメロディーを入力し、CeVIO AIで歌詞を入力する方法
- VOCALOID6 EditorやSynthesizer V Studio ProなどVST対応のソフトでメロディーと歌詞を入力し、CeVIO AIで変換する方法
CeVIO AIはVST非対応なのでCubaseと直接連携させることはできませんが、工夫してデータを移すことは可能です。
ぜひお試しください。
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