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作曲の仕方|鼻歌から始める初心者向けメロディづくり入門
「VOCALOID(ボーカロイド)」および「ボカロ」はヤマハ株式会社の登録商標です。

「作曲って、音楽理論が分からないと無理そう…」と思っていませんか?
実は、作曲の出発点はもっとシンプル。
特別な知識や機材がなくても、あなたの“鼻歌”があれば、それだけで作曲の第一歩になります。
私自身、理論書を何冊も読んでもピンとこなかったタイプです。
でも、何気なく口ずさんだ鼻歌を録音していくうちに、「自分が好きなメロディの傾向」が少しずつ見えてきました。
この記事では、そんな“鼻歌から始める作曲法”を、初心者でも実践できる形でお伝えします。
作曲を始める前に知っておきたい考え方


「作曲」と聞いて、過度に身構える必要はありません。
まずは手順よりも大切な「考え方」を紹介します。
「作曲」は感情を音で表現すること
作曲というと“かっこいいメロディを作ること”だと思いがちですが、本質は「自分の感情や景色を音で表すこと」です。
上手く作ろうとするよりも、「これ好きかも」と感じる音を大切にしてみましょう。
その小さな感覚が、あなたらしいメロディを生み出す原点です。
理論を覚えるよりも、“自分が気持ちよく感じる音”を見つけるほうが早く上達します。
サビから作るという考え方もある
作曲を始めるとき、多くの人はAメロから作ろうとしますが、実は“サビから作る”のも非常におすすめです。
サビは曲の中心。感情のピークを形にする場所です。
ここができれば、曲全体のテーマや雰囲気が自然と決まります。
サビから作ると、曲全体の“目的地”が見えるようになります。そこに向かってAメロやBメロを作ることで、曲の流れに一貫性が出ます。
鼻歌から始める作曲ステップ


この章では、実際の作曲の流れを紹介します。
楽器が弾けなくても、スマホひとつでできます。
Step①:鼻歌でメロディを「見つける」
リラックスして、鼻歌をなんとなく口ずさんでみましょう。
「良い曲を作ろう」と意識せず、自然に出てきたフレーズを大事にします。
なぜこのステップが大事かというと、感情が乗った音は、聴く人の心にも伝わりやすいからです。
お風呂や散歩中、ふと出てきたメロディこそ“あなたらしさ”の原石です。
Step②:思いついたらすぐ「録音」
メロディは一瞬で消えてしまいます。
スマホのボイスメモなどに、どんな小さな鼻歌でも録音しておきましょう。



「あとでDAWに打ち込もう」と思っていたメロディ、何度も忘れてしまいました…。直接データにするよりその場で録音、大事ですね!
録音しておけば、後から聴き直して修正したり、組み合わせたりできます。
一度の録音が、のちの“名メロディ”に化けることも珍しくありません。
Step③:録音を聴き返し、気になる部分を「残す」
録音を聴き直すと、使えそうなフレーズが見えてきます。
全部を仕上げる必要はなく、「ここが気持ちいい」「このリズム好きかも」と思える部分を残しましょう。
こうして“メロディの種”を集めることが、作曲の第一歩です。
Step④:必要に応じてコードをつける
ギターやピアノが弾ける人は、簡単なコード進行を試してみましょう。
たとえば「C→G→Am→F」という定番進行でも十分です。
僕も最初は定番の進行しか使ってませんでした。それでもサビっぽさは出るし、メロディを支えてくれます。



私はCubaseのコードパッド・コードアシスタント機能につい頼りがちですが…定番のコード進行には「定番になる理由」があるんですね!
サビで印象を残すメロディづくりのコツ


サビは曲の“顔”です。
聴き手の印象に残るメロディを作るために、私は次の3つを意識しています。
- 同じリズムを繰り返して“覚えやすく”する
- 音域を上げて“感情の盛り上がり”を出す
- フレーズを短くまとめて“印象を強く”する
これらを意識することで、自然とキャッチーなメロディになります。
サビの最初は“自分でも口ずさみたくなる一音”から始めてみましょう。高めの音で始めると一気に曲が引き締まります。
メロディのアイデアを広げるためのヒント


良いメロディを作るコツは、“たくさん作ること”。
10曲作って1つでも気に入るフレーズがあれば大成功です。
うまくいかないときは、録音を聴き返すのもおすすめです。
数日前のボツ案に、意外と光るアイデアが隠れていたりします。
思いついたら録音、気に入らなければ保留。続けるうちに、“自分らしい音”が見つかっていきます。
まとめ:小さな鼻歌が、曲の始まりになる


作曲は、理論や技術よりも“アイデアを形にする勇気”から始まります。
あなたの鼻歌が、まぎれもなく最初の一歩です。
今日からできるステップをおさらいしましょう。



「Aメロから作らなきゃ」「最初からデータに残さなきゃ」ってこだわる必要はないんですね。
最初は“ただの鼻歌”でも、続けていけば曲になります。あなたも今日から、その一歩を踏み出してみてください。
↓鼻歌を曲に仕上げるために必要なツールは、こちらの記事で解説しています。








