Cubaseにはショートカットキーもありますが、キーボードとは別のスイッチで操作ができたら便利だな……と思いませんか?
左手デバイスの導入も考えましたが、ちょっと予算が付かず……
というわけで、前から持ってはいたもののうまく使いこなせずにいたArturia KeyStepの再生・停止ボタンを、Cubaseの再生・停止機能に割り当ててみました!
MIDI Remoteの機能を使えば簡単に設定することができたので、この記事ではその設定方法を紹介します。
MIDIコントローラーを持ってはいるけどもっと便利に使ってみたい方はぜひご覧ください!
MIDIコントローラーとは
Arturia KeyStepはMIDIコントローラーにあたりますが、そもそもMIDIコントローラーとは何でしょうか。
簡単に言えば、MIDIの規格の信号を入力する装置です。
この信号が音の情報であればDAWに音が入力されますし、「再生」などのコントロールの信号を入力することもできます。
MIDI Remoteの設定方法
Cubaseにおいて、MIDIコントローラーはMIDI Remoteで設定することでコントローラーとして使うことができます。
逆に言えば、いかにも再生・停止できそうなこのボタンも設定しなくては使えません。
スペースキーでもいいんですが、ボカロエディタを使っていて
全角になっているときがうっとおしいので……
まずこのボタンがMIDI信号を発信できるのか調べてもよく分からなかったのですが、押したときに右下の入力のバーが動いたので信じて設定していきます!
MIDI Remoteの設定画面を開く
MIDIコントローラーを接続した状態にしておきます。
MIDI接続にする必要はなく、USB接続などで大丈夫です。
MIDI Remoteは下ゾーンの、コードパッドの左側のタブにあります。
右上の「MIDI Remote マネージャーを開く」をクリックします。
MIDIコントローラーを登録する
MIDI Remoteマネージャーのウィンドウが出たら、「サーフェスを追加」をクリックします。
下ゾーンが「MIDIコントロールサーフェスを追加」の画面になるので、MIDIコントローラーの情報を入力します。
メーカーはプルダウンで選択、モデル名が表示されない場合は「モデルを追加」をクリックして手入力します。
また、MIDIポートの欄の入力ポート・出力ポートをプルダウンで選択します。
KeyStep32は別の機種なのですが、他に選択肢がなかったのでこれを選んでおきました。
このように入力できたら、「MIDIコントロールサーフェスを作成」をクリックします。
ボタンにMIDI信号を割り当てる
「MIDIコントロールサーフェスを作成」をクリックするとこのような画面になります。
左で該当するもの(今回は「ボタン」)を選択し、MIDIコントローラーの設定したいボタンを押します。
右下の「マッピングアシスタントへ移動」をクリックします。
マッピングアシスタントのウィンドウが出ます。
ウィンドウが出たら、再度MIDIコントローラーの設定したいボタンを押します。
左上の欄がこのように表示されます。
次に割り当てる機能を左のリストから選択します。
今回は「再生」を割り当てるので、「トランスポート」→「開始」をクリックします。
「マッピングを適用」をクリックして、設定完了です。
さらに追加する場合は、ウィンドウを閉じてモデル名の横のペンマークをクリックし、同様の手順で設定します。
MIDIコントローラーを2つ以上接続するときの注意点
MIDIコントローラーを買い足しました。
MIDIキーボードとキーボード機能のないコントローラーを両方接続していると、キーボードの音が鳴らないことがあります。
これは、トラックに対するMIDI入力がコントローラーの方に設定されてしまっているからです。
キーボードとコントローラーを併用する場合や、キーボードを2つ以上つなぐ場合は、トラックを作るときに入力に使いたいMIDI機器を選択しましょう。
また、トラックを作った後からでもInspectorタブから設定ができます。
まとめ:MIDIコントローラーの世界
今回はごく簡単な設定方法だけをご紹介しましたが、割り当てができる機能は実に多く解説は難しいというのが正直なところです。
ですがMIDIコントローラーの設定をすることで、DTMの生産性が上がることは間違いなしです!
ぜひ設定して、自分だけのワークスペースを作っていきましょう!
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