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DTM用パソコンはデスクトップ!スペックの選び方とおすすめ機種を解説!

- パソコンを買い替えたいけど、せっかくならDTMに最適なものがほしい
- 今のパソコンスペックでDTMはできるのかな…
- DTM用のパソコンはどこで買ったらいい?
パソコンは大きな買い物なので、買った後に「スペックが足りない…」と後悔したくありませんよね。

DTMをする予定があるなら、問題なく動くパソコンを購入したいものです。
しかしDTM用パソコンはソフトの動作環境をクリアしてもスペック不足なのが事実です。
ストレスなくDTMに取り組むためには、少なくとも公式が発表している動作環境の1ランク上程度のスペックは用意するべきです。
具体的な目安はこちらです。
- CPU…Intel Core i7
- メモリ…16GB
- ストレージ…SSDで1TBくらい
本記事では、DTMで楽曲制作をしている私が実際の経験から、DTMをする人におすすめしたいパソコンスペックと買い方を紹介します。
- DTMにおすすめのパソコンスペックと選び方
- DTM用パソコンのおすすめの買い方



自作パソコンを使っていますが、正直後悔しています。
失敗談もお話しします。
DTM用パソコンはDAWの動作スペックより上のものがあるとよい


DTMに使うパソコンには、DAW(DTMをするためのソフト)の動作環境より上のスペックのものを用意するのをおすすめします。
DAWの動作環境より上のものを用意した方が安心
新しくパソコンを買うなら、DAWの動作環境よりも上のスペックのものを用意すると安心です。
たとえばCubaseなら、動作環境は以下のようになっています。
CPU…Intel Core i5程度
メモリ…8GB
ストレージ容量…80GB
しかしこの数字のギリギリを満たすパソコンでは、制作に支障が出ます。
理由は次の通りです。
- 重いプラグイン(ボカロエディタ、AI使用など)を同時に立ち上げると単体使用時以上に負荷がかかる
- プラグイン、プロジェクトデータ、オーディオデータなどデータが膨大になる



パソコンに負荷がかかると、ノイズや処理落ちの原因になります。
管理人が使っているPCのスペックと使用感
私は以下のようなスペックのパソコンを使っていますが、今のところ動作に不都合を感じたことはありません。
AI使用のプラグインや音声合成ソフトも使っていますが、快適です。
- CPU…Intel Core i7 12700
- GPU…RTX3060
- ストレージ…SSD1TB
- メモリ…32GB(16GB×2)
DTM用パソコンのおすすめスペック


DTM用のパソコンのおすすめのスペックは以下の通りです。



DAWだけ使うにしてもこれくらいあれば安心、ボカロ曲を作るなら最低限これくらいというイメージです。
それぞれを詳しく解説します。
①CPU…Intel i5以上あるとよい
CPUはパソコンの心臓部であり、性能が高いほどパソコンがスムーズに動きます。



DTMにおいても、ソフトの処理が速くなるメリットがあります。
広く使われているCPUのメーカーとして「Intel」と「AMD」がありますが、DTMに使うパソコンならIntelであれば「Intel Core」シリーズが性能的に必須です。
Intel Coreシリーズ(第14世代まで)のCPUの型番である「Intel Core i〇」の〇は数字が大きくなると性能が上がります。





安価・コンパクトなノートパソコンには「Intel Pentium」や「Intel Celeron」などが入っていることがありますが、Coreシリーズより性能が低いです。
最低でもCore i5は欲しいところです。



i7あれば完璧
また製造された年が新しいほど性能は高いので、同じi5でも古い型だと性能が落ちます。
買うならなるべく新しいもの(「第○世代」の数字が大きいもの、最新は14)を推奨します。
Coreシリーズ最新機種「Intel Core Ultra」について
Intel Core iシリーズは第14世代で終了し、後継として「Intel Core Ultra」シリーズが発売されました。



世代はリセットです。
現時点でCore Ultraシリーズは「Ultra 5/7/9」が発売されていて、おおむねi5/7/9に対応しています。
Core Ultraシリーズの大きな特徴としてAI処理に特化した「NPU」という部品を搭載していることが挙げられ、Core Ultraシリーズを搭載したパソコンの多くは「AI PC」として販売されています。
しかしNPUを利用するためにはAIを使用するソフトウェア側がNPUに対応している必要があり、DAWやプラグイン、歌声合成ソフトで対応しているものは今のところほとんどありません。



NPU搭載パソコンを買っても、ソフト側の対応が進まなければただのオーバースペックになってしまいそうです。
長く使い続けるつもりでCore Ultraシリーズを購入するという考え方もありますが、個人的にはまだCore iシリーズの第13~14世代で様子を見てもいいのではないかと思います。



私のパソコンは第12世代のi7でまだまだ元気ですが、新しく買うなら第11世代より前のCoreシリーズは避けるのが無難でしょう。
②メモリ…16GB以上が望ましい
メモリは容量が大きいほど、一度に多くの処理をこなせます。
DTMはソフト音源やエフェクトプラグインなど同時にたくさんの処理を行うので、メモリの容量が大切になってきます。
できれば16GB以上はあるとよいでしょう。
③内部ストレージ…1TBは欲しい
ストレージは作ったデータやダウンロードしたソフトの置き場所になります。
外付けで追加することもできますが、プラグインのデータや音源などは内部のストレージにまとめておくのが理想です。



投稿用の動画ファイルなども保存していると、1TBでも不安なくらいです。
(番外)動画編集もするならGPUが必要
GPUは画像・動画の処理の高速化に必要なパーツで、重めの動画編集なら欠かせないほか、AIの処理に使われることもあります。
DTMで曲を作ったら、動画投稿サイトに自作曲を投稿したい方もいると思います。
クオリティの高いPVを作るには、動画編集用ソフトのためのGPUも必要になってきます。



最近はGPUを使用する歌声合成ソフトやプラグインも出てきているので、予算に余裕があれば用意しておきたいですね。
「ゲーミングPC」と呼ばれるタイプのパソコンではGPUが重視されているので、選択肢に入れるのもおすすめです。
DTMはWindowsとMacどっちがいい?→使うDAWによるがWin


DTM用のパソコンのOSは、使いたいソフトがWindowsとMacのどちらに対応しているかで決める必要があります。
まだ使うソフトを決めていないのなら、Windowsがおすすめです。



Windowsのみ対応の音声合成ソフト(CeVIO AI)を使っている私はWindows一択でしたが、Apple系DAWを使いたい人はMacを選ぶ必要があります。
CubaseやStudio Oneなど、多くのDAWソフトはWindowsとMacの両方に対応しています。
しかしGaragebandやLogic ProはMac専用、Pro ToolsはMac推奨となっています。


どうしてもLogic Proを使いたい人はMacにする必要がありますが、それ以外のソフトを使う予定の人はWindowsを選んで特に損はないでしょう。



Logic Proは本体が安いことやアップデートにお金がかからないことが支持されていますが、そもそもMacが高いので全体的に見ればトントンなのではないでしょうか。
またこれからお得なパソコンの買い方として紹介するBTOは、Windowsしか取り扱いがありません。
高いスペックのパソコンをなるべく安く手に入れたければ、Windowsがおすすめです。
ノートパソコンでは快適にDTMできない


デスクトップパソコンを買う前提で話してきましたが、ノートパソコンで快適にDTMをすることは難しいです。



「快適さ」を犠牲にするのであれば、操作自体は可能です。
しかし、ストレスなく制作したいのであればおすすめできません。
上記のスペックを満たすノートパソコンを買うことは現実的ではありません。
「ゲーミングノート」というものもありますが、価格的にデスクトップと差はありません。



発熱がえげつないことになるよ
劣化が早まるし、最悪落ちる
ノートパソコンでDTMをするデメリット
DTMにおけるノートパソコンと、同じスペックのデスクトップパソコンを比較すると、ノートパソコンの側に以下のようなデメリットがあります。
- 排熱の効率が悪く、負荷の高い作業をするとパソコンの劣化が早まる・処理落ちしやすい
- ファンの音がうるさく、音の出る作業に集中できない
- 画面が小さく、操作がしにくい



基本的に高性能なパーツは大きく、電力消費量も大きいです。
ノートパソコンにはサイズや電力消費量の問題で、高性能パーツを搭載するのは難しいです。
デスクトップは排熱効率の高い冷却装置を入れられたり、そもそも操作する画面から離して置くことができたりするので、音が気になりにくいです。
DTMの作業中にパソコンが処理落ちしてしまえば、作ったデータは消えてしまいます。
作業の快適さを追求したいのなら、デスクトップパソコンを検討するべきです。



でもパソコンを持ち歩きたい…という方はデスクトップとノートの2台持ちもおすすめです。
パソコンのおすすめの買い方はBTO


では、DTMに適した高スペックのパソコンはどのようにして買えばよいのでしょうか。
大手のパソコンメーカーが販売している高スペックパソコンは値段が高い、いらないソフトが入っているなどのデメリットがあります。



家電量販店にDTMに詳しい店員がいるとは思えません。
無駄に高いパソコンを買うことになるかもしれないので非推奨です。
高いスペックのパソコンを安く無駄なく買う方法には、自分でパーツを買って組み立てる自作と、好きなスペックのパーツをオーダーして専門の販売店に組み立ててもらうBTO(Build to Order)があります。
中でも本記事ではBTOをおすすめします。
管理人のパソコンは安く済まそうと思って自作しましたが、以下のような問題が起こりBTOの方がよかったと後悔しています。
- 必要な部品のリサーチや選定、購入に時間がかかった
- 組み立てが難しく、非常に時間がかかった
- パーツ選定や取り付けのミスが原因と思われる不具合が発生した
- 修理に出したため修理費やパーツ交換費などが余計にかかり、パソコンが使えない期間も発生した



同じスペックのBTOを買うより高くついた説ある
自作の方が安く済む場合もありますが、それは壊れなかったときの話です。
壊れます。
サポートのあるBTOを選ぶ方が安心です。
DTMにおすすめのBTOパソコン


ここからは、おすすめのBTOパソコンショップとおすすめの機種を紹介します。
– | DAIV FX-I7G60 | mouse MH-I7U01 | MD36147 | SR-ii7-7160N/S9/W11 |
---|---|---|---|---|
公式サイトで見る→ | ||||
販売ショップ | MDL.make
![]() ![]() | |||
税込価格 | 264,800円~ | 169,800円~ | 169,800円~ | 184,580円~ |
CPU | Intel Core i7-14700F | Intel Core i7-14700 | Intel Core i7-14700KF | Intel Core i7-14700 |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 1TB | 500GB | 500GB | 1TB |
GPU | GeForce RTX 4060 | CPU内蔵 | GeForce RTX 3060 | CPU内蔵 |
CPUクーラー | ファン・ヒートパイプ | ファン | ファン | 水冷 |
ケースタイプ | フルタワー(大) | ミニタワー(やや小) | ミニタワー(やや小) | ミドルタワー(中) |
保証 | 3年間 | 3年間 | 1年間 | 1年間 |
カスタマーサポート | 電話(24時間365日対応) | 電話(24時間365日対応) | 電話・LINE(365日対応) | メール |
こんな人におすすめ | 性能で妥協したくない人 | 必要な性能のみを安心して使いたい人 | 価格を抑えつつ、動画編集やゲームにも使いたい人 | 静音性を重視しDTMに集中したい人 |
紹介を見る→ | DAIV FX-I7G60 | mouse MH-I7U01 | MD36147 | SR-ii7-7160N/S9/W11 |
公式サイトで見る→ |
マウスコンピューター
マウスコンピューターはサポート体制の手厚さが魅力のBTOパソコンメーカーです。
3年間の無償修理、24時間365日受付のサポートのほか、注文した品を設置し、インターネット設定などをしてくれるサービスなどもオプションで付けられます。



パソコンは重くて運ぶのが不安、という方も安心ですね。
公式サイトでは気になるパソコンを比較リストに登録することで、一目でスペックを見比べることができ便利です。
DAIV FX-I7G60
おすすめの機種はDAIV FX-I7G60です。
必要なスペックを備えた上に静音性も考えられた製品です。



これ選んどけば間違いない
i7(第14世代)なので本格的な使用にも耐える
mouse MH-I7U01
コストを抑えたい人には、mouse MH-I7U01もおすすめできます。
DAIV FX-I7G60はクリエイターモデル(画像・動画編集向け)なので独立GPUを搭載していますが、mouse MH-I7U01は一般向けモデルで独立GPUを搭載していません。
動画編集やゲームはしないがDTMでのパフォーマンスを重視したいという人にはGPUは不要なので、コスパのよい選択肢です。
MDL.make
MDL.makeはゲーミングパソコン専門のパソコンショップです。
自作曲のMVを自分で作りたい、DTMの他にゲームも楽しみたいという方にはゲーミングパソコンがおすすめです。



いかにもゲーミングパソコン!な見た目のパソコンも選べます。
MD36147
おすすめの機種はMD36147です。
GPUを搭載していますが価格が安いので、出費は抑えつつ動画編集やゲームにも使いたい人におすすめです。
搭載のCPU「Intel Core i7-14700KF」の「KF」は「K」がオーバークロック対応、「F」が内蔵GPU非搭載を表しています。
オーバークロックとは
オーバークロックとはCPUを製造元が定めた定格周波数よりも高い周波数で動作させることです。
コンピューターの処理速度を向上させることができ性能は上がりますが、寿命が短くなるなどのデメリットがあります。
内蔵GPUとは
内蔵GPUはCPUの中に組み込まれているGPUのことで、CPUと別に取り付けるGPUのことは独立GPUと呼びます。
内蔵GPU非搭載のほうが価格を抑えられるので、GPUを重視するなら内蔵GPU非搭載のCPU(Intel Coreの「F」)を選んだ方がコストパフォーマンスが高いです。
性能とコストの両方をとれるパソコンです。
パソコンショップSEVEN
パソコンショップSEVENは、豊富なパーツの品ぞろえを誇るBTOパソコン専門店です。
1つ1つのパーツを細かくカスタマイズできるので、パーツにこだわりたい方におすすめです。
公式サイトでは、スペックから細かく検索することができます。
SR-ii7-7160N/S9/W11
SR-ii7-7160N/S9/W11は、水冷クーラーを搭載したパソコンです。
通常のパソコンはファンを使ってCPUなどから出る熱を冷ますので騒音が発生しますが、水冷式はパソコンの中に入っている水を使って冷やすので動作音が静かです。
適切な排熱は大前提ですが、DTMのような音の聞き取りが重要な作業では騒音を抑えることも重要です。



静かな環境で集中して作業したい人におすすめです。
よくある質問


DTMとパソコンについてのよくある質問をまとめました。
DTMに合ったスペックのパソコンを選んで、快適な音楽制作を!-まとめ


DTMに使うパソコンの選び方について見てきました。
パソコンを選ぶポイントをもう一度まとめます。
- DAWの最低スペックよりも高いスペックを選ぶと安全
- CPUはできるだけ高性能なものが◎
- メモリ・ストレージ容量もできるだけ大きいものを
- 動画編集やゲームもするならGPUにも注目、ゲーミングパソコンも〇
- 自作よりサポートのつくBTOがおすすめ
DTMにあまりに高すぎるスペックは必要ありませんが、特にメモリはできるだけ容量の大きいものにしておくと動作の面で安心です。
適切な性能のパソコンを選んで、快適に作業しましょう!