マウスコンピューター「DAIV」はDTMに向いてる?新製品レビューと「クリエイター向け」を考察

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マウスコンピューター「DAIV」はDTMに向いてる?新製品レビューと「クリエイター向け」を考察

・当サイトはマウスコンピューターより製品の貸し出しを受けています。
・記載内容は2025年8月11日時点の情報です。製品の仕様および販売価格は、予告なく変更する可能性があります。

こんなお悩みありませんか
  • マウスコンピューターのDAIVはDTMに向いてる?
  • BTOパソコン、どうやって選ぶ?

BTOパソコンメーカー・マウスコンピューターのクリエイター向けブランド「DAIV」は映像やデザインの分野での性能が注目されがちですが、実はDTMにも向いている特徴を持ったモデルが販売されています。

管理人

DTMにグラフィック性能はそこまで重要ではないですが、DTMに超重要な安定稼働と静音性もDAIVの魅力です!

本記事では、2025年発売のノートPC「DAIV Z4-I7I01SR-B」と、新しくミニタワーケースを採用したデスクトップPC「DAIV KM-I7G6T」を使った感想を交えながら、「DTMユーザーにこそすすめたい」DAIVを解説します。

この記事でわかること
  • Core Ultra 7搭載ノート「DAIV Z4-I7I01SR-B」は持ち歩くDTMユーザーにおすすめ
  • 「DAIV KMシリーズ」はミニタワー採用でもっと選びやすくなった
  • マウスコンピューター「DAIV」の選び方
目次

マウスコンピューターの「DAIV」はどんなブランド?

DAIV Z4-I7I01SR-BのDAIVロゴ

「BTOパソコンメーカーのクリエイティブ向けブランド」である、マウスコンピューターのDAIVについて紹介します。

マウスコンピューターとは?

マウスコンピューターのロゴ
引用:マウスコンピューター公式サイト

マウスコンピューターは、日本のBTO(Build To Order)PCメーカーです。

管理人

BTOは注文を受けてからパーツを組み立てる受注生産方式で、用途に合わせてカスタマイズしたPCが手に入ります!

大手家電メーカーの完成品PCとは異なり、CPU・メモリ・ストレージなどを個別に選択できるため、不要な機能にコストをかけず、必要な性能だけに予算を集中できるのが最大の特徴です。

特にクリエイティブ用途・ゲーム用としては、市販の軽いタスク向けPCでは満たせない特殊な要求(高性能CPU、大容量メモリ、豊富な接続端子等)を適正価格で実現できるため、多くのプロフェッショナルに選ばれています。

管理人

家電量販店ではなかなか買えないハイスペックパソコンが無駄なく買えるのが魅力です。
特にマウスコンピューターは3年保証などサポートが充実しているのも良いところですね。

DAIVとは?

マウスコンピューター「DAIV」ブランドサイト
引用:マウスコンピューター公式サイト

マウスコンピューターの「DAIV」は、動画編集・音楽制作・画像処理などクリエイティブワーク向けに特化したPCブランドです。

BTOメーカーならではの柔軟なカスタマイズ性と価格設定により、「必要な性能だけがほしい」プロからアマチュアまで幅広いクリエイターに支持されています。

「クリエイター向けPC」はゲーミングPCとは異なり、長時間の制作作業に適した静音性・安定性を重視した設計が特徴です。DTMでは特にオーディオインターフェースとの接続安定性低ノイズ動作において活躍します。

管理人

「クリエイティブ」と言っても音楽制作では特にGPUの優先度が低いため、ハイスペックなら何でもいいわけでもないんです。「安定して動き続ける」「動作音が小さい」が長時間のDTM作業に重要な要素です。

ほかにもマウスコンピューターでは一般向けPC「mouse」、ゲーミングPCの「G TUNE」「NEXTGEAR」、法人向けパソコンなど、用途に合わせたブランド展開をしています。

注目の最新14型ノート「DAIV Z4-I7I01SR-B」のスペックをチェック

DAIV Z4-I7I01SR-B(16GBモデル)

DAIVシリーズの中から、最新CPUを搭載したノートパソコン「DAIV Z4-I7I01SR-B」を紹介します。

管理人

DAIV Z4-I7I01SR-Bにはメモリ16GBモデル・32GBモデルの2種類があります!本記事では16GBモデルをレビューします。

DAIV Z4-I7I01SR-Bのスペック

DAIV Z4-I7I01SR-Bのスペックをまとめました。

OSWindows11
CPUIntel Core Ultra 7 255H
メモリ(RAM)16GB / 32GB
SSD(ストレージ)500GB / 1TB
グラフィックス(GPU)CPU内蔵(Intel Arc グラフィックス 140T)
ネット接続有線/無線(Wi-Fi 7対応)
液晶14インチ・ノングレアモニタ
接続端子などUSB-A×3(USB3.0対応)、USB-C×2(USB3.1対応×1・Thunderbolt4対応×1)、HDMI×1、イヤホンジャック×1
その他の機能SDカードリーダー搭載、Bluetooth5対応、webカメラ搭載
バッテリー動作時間動画再生: 約12.5時間、アイドル状態: 約29.5時間

CPUとしてIntelの最新バージョンであるCore Ultra 7を搭載し、処理速度に優れたパソコンです。

DTMの視点でDAIV Z4-I7I01SR-Bのスペックを分析

DAIV Z4-I7I01SR-Bのスペック面からわかるDTM適性を考えてみました。2モデルを比較します。

パーツメモリ16GB・SSD500GBモデルメモリ32GB・SSD1TBモデル
CPU
(Intel Core Ultra 7 255H)
主要なDAWの推奨環境は余裕で超えている
Core UltraシリーズはNPU(AI処理特化の部品)が搭載されているが、DTM分野のソフトでNPU対応のものはほぼないため恩恵は少ない
ただし最新世代で純粋に性能が高いため、長く使う前提ならアリ。
メモリ十分。ほとんどのDAWは動くDTM用にしては過剰かも?
内蔵GPU
(Intel Arc グラフィックス 140T)
独立GPUではないので重い動画編集やゲームには向かない可能性があるが、DTMだけなら内蔵GPUの方がメリットあり(消費電力が少ないためバッテリーが長持ちする、発熱が少ないため駆動音=録音時のノイズが減るなど)。
ストレージメイン機としてデータ保管に使うには若干不安な容量。
特にループ音源同梱のDAWソフトや、ソフトシンセ音源ライブラリは数十GBを超えることもよくあるため足りなくなる可能性がある。
サブ機として使うか、1TB以上にカスタマイズするといいかも。
安心して使うために最低限の容量で、メイン機として使うのも現実的。
適宜バックアップを取って使えばそこまで困ることはない。

持ち歩くためのサブ機としてならメモリ16GBモデルはおすすめできますが、家でもメインで使うことを考えるとストレージ容量が心配なので、以下の買い方がおすすめです。

  • 16GBモデルのストレージをカスタマイズで1TBに増設する(税込209,700円~)
  • 32GBモデルを選ぶ(税込216,200円~)

※価格は記事執筆時点

管理人

メモリ32GBは私物パソコンで持て余してる感じがするので過剰かもしれませんが、16GBモデル+SSD増設と価格差がそこまで大きくないので、余裕をもって32GBモデルにするのもひとつかもしれません。

DAIV Z4-I7I01SR-BをDTMで使ってみた!

DAIV Z4-I7I01SR-B

「持ち運べる高スペックパソコン」のDAIV Z4-I7I01SR-Bを、レコーディングを含む外でのDTM作業に持っていってみました。

管理人

16GBモデルを使っていますが、スペック以外の基本性能に注目しているので32GBモデルでも共通の内容です。

ノートとは思えない?USBの電源供給が安定

DAIV Z4-I7I01SR-Bにオーディオインターフェースをつないだところ

外でオーディオインターフェース+コンデンサマイク接続で録音作業をしていて感じたのが、USBポート給電の安定性です。

オーディオインターフェースをはじめとしたUSB接続機器は、基本的にパソコンから電源を供給されて動きます。またレコーディング向きとされるコンデンサマイクも、オーディオインターフェースを経由した電源供給を必要とします。

「スタジオに持って行って録音」に使うなら、USBポートからの電源供給の安定性は最も重要と言えます。

管理人

作業の日は充電ケーブルを忘れていってしまったのですが、バッテリー駆動状態でもしっかりコンデンサマイクを動かすことができました。

DAIV Z4-I7I01SR-BのUSB-Aポートは3つすべてUSB3.0を採用しており、一般的なオーディオインターフェースを動作させるには十分な電力供給能力を持っています。

別日に自宅で、さらに接続機材を増やして試してみました。

つないだ機器
  • オーディオインターフェース
    • コンデンサマイク(48Vファンタム電源で給電)
    • エレキギター
  • MIDIキーボード
  • MIDIコントローラー

すべてUSB-A端子につないでCubaseで使用

管理人

オーディオインターフェースは4Wの一般的なものですが、一部のノートPCやデスクトップPCのフロント側USBでは動かないこともあります。

DAIV Z4-I7I01SR-Bにオーディオインターフェース・MIDIキーボード・MIDIコントローラーをつないだところ

バッテリー駆動状態のDAIV Z4-I7I01SR-Bは、USB給電機器を3つつないでも問題なく動いています。

管理人

もちろん機器に電源供給する分バッテリー消費は早くなるので、切れた時のための電源の確保は重要ですが…

USBポートからの電源供給が安定しているとみられ、スタジオなどでの録音作業やライブパフォーマンスなどの場面で活躍しそうです。

バッテリーの持ちは十分!

レコーディング作業やカフェでの軽作業などで使いましたが、満充電で家を出てから9時間程度使うことができました。

管理人

公称値では動画再生時で約12.5時間となっていますが、DAW操作+オーディオインターフェース接続していたことを考えると優秀ですね!

「ワンフレーズだけ録音しに行く」のような場面でも気軽に持ち出せそうです。

DAIV Z4-I7I01SR-Bの充電アダプタとケーブル
付属の充電アダプタとケーブル

ちなみに充電はUSB-Cポートで行いますが、安い電源アダプタやモバイルバッテリーでは充電できなかったので注意が必要です。

14型・16:10のパネルでコンパクトでも見やすく

DAIV Z4-I7I01SR-Bの画面サイズは14インチで、アスペクト比16:10の液晶パネルが採用されています(一般的には16:9など)。

公式サイトによると、縦の表示領域を広げて建築デザイン系・動画や写真編集系のソフトでの作業効率向上を狙っているとのことで、DAWのタイムラインとピアノロールを縦並びで見たいDTMでも役立ちます

以下は実際にDAIV Z4-I7I01SR-BでCubaseを使った時の画面のスクリーンショットです。

14インチノートパソコンでCubaseを使う様子
確かに一般的な16:9画面より若干縦長です。
デフォルト表示で2トラックと半分くらいは表示されるので、外で録音するのには不便を感じませんでした。

地味なポイントではありますが、1トラックでも多く表示したいDAW操作中には役立つのではないでしょうか。

また、HDMIと映像出力に対応したUSB-Cポートが2つついているため、最大3枚(電源接続時は2枚)のモニターを接続することが可能です。

管理人

打ち込みには画面が小さい気もしますが、自宅でモニターを接続してじっくり作業にも使えそうですね。

DAIV Z4-I7I01SR-Bに27インチモニタを接続してCubaseを立ち上げた様子
27インチモニタ(筆者私物)に接続したところ。

モニター接続でUSB-Aポートが減らないので、オーディオインターフェースやMIDIキーボードなどの接続にも困らなさそうです。

ノイズは非常に少ない

ノートパソコンで気になるのが動作中の冷却ファン回転によるノイズですが、気になるレベルのノイズはありませんでした

ファンは常時回っているわけではなく時々動く程度で、音楽制作の邪魔になるほどではなさそうです。

持ち運びやすい軽さ&薄さ

DAIV Z4-I7I01SR-Bの側面

DAIV Z4-I7I01SR-Bの重さは1.12kg、厚さは19.5mmで、高性能ながらも持ち歩きやすさを実現しています。

管理人

特に重さに関しては、「ほんとにUltra7とメモリ16GB入ってる…?」と驚くほど軽いです。

DAIVデスクトップの新製品「KMシリーズ」もチェック!

DAIV KM-I7G6T

DAIVシリーズのデスクトップ型パソコンの新製品として、「KMシリーズ」も発売されています。

新発売の「DAIV KM-I7G6T」の実物写真とともに紹介します。

管理人

サイズに注目です!

ミニタワーになったDAIVで、さらに選びやすく

マウスコンピューター DAIV KMシリーズのサイズの解説
引用:マウスコンピューター公式サイト

DAIVのデスクトップパソコンは、今までほぼフルタワータイプ(FXシリーズで本体の高さが52.5cm)でした。

管理人

実は店舗でフルタワーのDAIVを見たとき「壁かな」と思いました…パソコンとしては強そうですが、同時に圧迫感もありました。

新発売のKMシリーズではミニタワータイプケース(高さ38.1cm)が採用され、設置場所に迷いがちなデスクトップでも置きやすくなっています。

筆者私物のミドルタワーパソコン(高さ49cm)と比べても、高さが大幅に抑えられているのがわかります。

ミニタワーのDAIV KMシリーズのケースをミドルタワーと比較
管理人

高さが抑えられて圧迫感は大幅に減りましたが、シンプルなデザインと広めの横幅・奥行きで安定感・安心感のある外観になっていると思います!

やっぱり静か!DAW+激重プラグインで試す

DAIV KM-I7G6T(Core Ultra 7/メモリ32GB搭載機)の動作音はDAW起動中でも非常に小さく、本体に耳を近づけないと聞こえないほど静かです。

あまりに静かなので、CubaseOzone 11(CPUのみ使用のプラグイン、筆者手持ちの中で最も重そう)を入れて動作させてみました。

Ozone 11は作った曲をAIで解析し、最適な音圧に整えるマスタリング用プラグインですが、解析中はCPUの処理でパソコンが非常に重くなります。

管理人

i7(12世代)/メモリ32GBの私物パソコンではいつもファンが爆音で回り、AI解析中・直後は画面もカクつきます…

CubaseでOzone 11を起動させたところ
ミックス前のデモプロジェクトで試しました。

DAIV KM-I7G6Tでは、解析中にファンの音が大きくなるタイミングはあったものの、筆者私物よりは大幅に短時間で静かに戻り、解析終了後のカクつきも全く発生しませんでした。

動画も撮ってみましたが、正直静かすぎてよくわかりませんね…
管理人

Ozoneに耐えるなら、かなり安心して使えるんじゃないでしょうか。

LEDなしで作業に集中できる!

DAIV KM-I7G6T
パソコンデスク右後方のラックに置いて使ってみました。
作業中に振り返ってチラ見してしまう…

DAIV KMシリーズは電源ボタンと背面の有線LANポートのインジケーター以外、一切光りません

管理人

むしろかっこいい

高性能のデスクトップはゲーミングPCを筆頭に本体がLEDライトで光るものが多いですが、DTMなど作業に集中したいときに邪魔に感じる人もいるのではないでしょうか。

また個人的な経験ですが、長時間作業して少し仮眠をとろうと思った時、部屋を暗くしてもスリープ中のPCがピカピカ点滅して、気になって休めない…なんてことも。

DAIVシリーズは「クリエイターによる、クリエイターのためのPC」として販売されていますが、これはクリエイターを考えた機能重視の設計だと感じました。

電源ボタンとUSBは上面で、床置きでも楽々操作

DAIV KMシリーズのI/Oパネル

電源ボタンとUSBポート、イヤホンジャックは本体上面についています。

床置きにしても楽に操作できるため、足元などに置いてノイズ源から離れて作業するためにも役立ちます。

DAIV KMシリーズのI/Oパネル(シャッター式)

USBポートとイヤホンジャックのエリアはシャッター式になっているため、上向きでもほこりが詰まる心配がありません。

DAIVシリーズどれを買う?DTM向け選び方ガイド

DAIV Z4-I7I01SR-B

ノート・デスクトップともに魅力的な新商品が発売されたマウスコンピューターのDAIVですが、「種類が多くてどれがいいかわからない」という人もいるのではないでしょうか。

DTM向けのパソコンの選び方と、DAIVシリーズのおすすめ製品を解説します。

管理人

さらに詳しく知りたい人は、以下も参考にしてみてくださいね。

ノート?デスクトップ?

DTMで使うパソコンのタイプは、基本的にデスクトップがおすすめです。

DAIVシリーズのノートパソコンももちろんDTMに使えますが、置き場所の制約さえクリアできればデスクトップの方にメリットがあります。

DTM×デスクトップPCのメリット
  • 排熱効率がよく、部品が長持ちしやすい
  • 机の下など作業する場所から離して置けるため、物理的にノイズを防げる
  • USBポートが多く電源供給も安定しやすいため、周辺機器をたくさんつないでも安心
  • モニター・キーボード・マウスを自分で選ぶため、作業スペースのカスタマイズがしやすい

一方「どうしても置く場所がない」という人や、レコーディング・ライブパフォーマンス・DTMレッスン・共同制作などで持ち運ぶ機会が多い人には、今回紹介したZ4-I7I01SR-Bがおすすめできます。

CPU・メモリ・ストレージ・GPUのスペックは?

パーツのスペックで選ぶなら、当サイトでは以下のようにおすすめしています。

CPU…Intel Core i7

CPUはIntel Core i7があれば、ほぼすべてのDAWで余裕をもって使えます。

管理人

AMDもいいですが、歌声合成ソフトなど周辺ソフトでサポートされていない時があるのでIntelの方が安全です。

Core iシリーズは最新世代からCore Ultraシリーズにリニューアルしましたが、必ずしも最新版にする必要はなく、予算と相談して決めるのがおすすめです。

  • Core Ultraシリーズの目玉「NPU」は、DTMでは対応ソフトがほぼない
  • 長く使うなら最新版のUltraが安心だけど、Core iシリーズ13~14世代も十分使える

たとえば同じDAIV KM-I5G5Aでも、Core UltraシリーズかCore iシリーズ(14世代)かでかなり価格の違いがあります(記事執筆時の情報です)。

管理人

私のパソコンは12世代ですがまだ元気なので、Core iシリーズも十分検討の余地があります。お財布と相談ですね。

メモリ…16GB

メモリは16GBが目安です。

動作保証環境が8GBのDAWもあるため8GB以上は必須ですが、32GBまでは必要ないことが多いです。

管理人

オーケストラ音源などの激重ソフトシンセを使って大規模なプロジェクトを作るとかなら32GBも必要かもしれませんが、大体は16GBで足りるかと思います。

ストレージ…SSD 1TB以上

ストレージは1TB以上が望ましいです。

DAWソフトやプラグインが非常に多くの容量を必要とする上に、作ったプロジェクトファイルやミックスダウン音源、投稿用の動画ファイルなどもどんどん増えていくので、ストレージは多いに越したことはありません。

管理人

マウスコンピューターではカスタマイズで2TB~も選べるので、容量を気にせずどんどん保存したい人にはおすすめです!

GPU…必要に応じて

GPU(グラフィックス)はDTMでは優先度は低いですが、ごくまれに重い処理にGPUを使って高速化できるソフトもあり「余裕があれば」「動画編集・ゲームもするなら」といったところです。

管理人

そもそも音楽系ソフトにおいて「CPUだけでなくGPUも使って処理を超高速化したい」というレベルまで来ると、CPU→GPUのデータ転送で起こる遅延でむしろ処理が遅くなるため、GPU利用は技術的に難しいらしいです。

高性能デスクトップだとGPU非搭載機は見つけにくいですが、CPU同様古めの型番を選んで値段を抑えることもできます。

244,800円(税込)~(2025/8/11時点)
管理人

マウスコンピューターは「製品名は同じだけど、一部のスペックだけが違うバリエーション」があることが多いので、決めるときは「主な仕様」の欄をよく見て欲しいものか確認してから買うのがポイントですね。
公式サイトの「比較リスト」機能を使えばスペックを横並びの表で比較できて非常に便利なので、活用をおすすめします!

比較リストに追加
製品ごとに表示される「比較リスト」ボタンをクリックで、比較リストに追加できます。
引用:マウスコンピューター公式サイト

ゲームもするならG TUNE・NEXTGEARも

DAIVでゲームをすることももちろん可能ですが、「よりゲームの用途を優先したい」「やっぱりゲーミングな見た目がいい」という人にはマウスコンピューターの「G TUNE」や「NEXTGEAR」のパソコンもおすすめです。

管理人

どちらもゲーミングPCですが、「G TUNE」はプロフェッショナル仕様、「NEXTGEAR」はコスパ重視でオンラインストア・直営店限定のブランドです。

259,800円(税込)~(2025/8/11時点)

よくある質問

FAQ

DAIVやマウスコンピューターとDTMに関するよくある質問に答えます。

「クリエイター向けPC」と「一般向けPC」はどう違う?DTMはどっち?

「クリエイター向けPC」のブランドであるDAIVは、高性能CPU・GPU搭載を前提長時間作業に耐える安定した動作と静音性、デザイン性が特徴になっています。

一方ほかのクリエイティブ作業(動画・イラスト・3Dなど)で重要になるGPUは、DTMでは重要度が高くありません。

管理人

用途や予算によっては、GPUがオーバースペックになってしまう場合もあると思います。

DAIVシリーズの中でもGPUの型番が古めのものを選んで調整するか、予算に余裕がない場合は一般向けの内蔵GPUモデルも検討できます。

169,800円(税込)~(2025/8/11時点)

↓一般向けモデルノート「mouse A5-I7U01BK-A」のレビュー記事

DAIVにCDドライブはついてる?

DAIVのデスクトップ型モデルには、デフォルトではCDドライブはついていません

ただしカスタマイズで光学ドライブ(DVDスーパーマルチドライブ・ブルーレイディスクドライブなど)を取り付けることができます(デスクトップのみ)。

有料ソフトダウンロードはネット経由が主流になり不要なことが多いですが、以下の用途で使う人は購入前に光学ドライブを追加することで、外付けのわずらわしさを解消できます。

  • 作った音源をCDで配布する
  • 古いソフトやサンプル音源集を使う
  • DVD・Blu-ray再生にも使う

パソコンをBTOメーカーで買うメリットは?

管理人

個人的な経験からですが…

  • 家電量販店や通販サイトで買えるPCメーカーのパソコン…いらないソフト・機能が入っていて動作に制約が出たり、不要な付帯サービスで高くなってしまったり、修理代金が高額だったり
  • 自作…保証などはなくすべて自己責任、高度なパソコン知識がないと難しい、パーツ選定をミスって買い替えで結局高くなることも

BTOは必要なパーツをメーカーで組み立ててもらうので、メーカーPCと自作の中間で良いところを取れる買い方といえます。

中でもマウスコンピューターはサポート体制が手厚く、また公式サイトも見やすく比較して選びやすいので、BTOで初めて買う人から上級者までおすすめできるBTOパソコンメーカーです。

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進化したDAIVシリーズでDTM環境を充実|まとめ

まとめ

マウスコンピューターのクリエイター向けブランド「DAIV」では、Intel Core Ultraシリーズ搭載・新設計のミニタワーケース採用など、注目の新製品が多数ラインナップされています。

本記事ではDAIVのノートPC「DAIV Z4-I7I01SR-B」デスクトップPC「DAIV KM-I7G6T」のレビューを中心に、DTM用途におけるDAIVの注目ポイントを紹介しました。

  • DTMの作業環境を整えたいなら、クリエイター向けブランド「DAIV」がおすすめ
    • 静音設計で音楽制作を妨げない
    • 安定動作・クリエイターのためのデザインで集中を止めない
管理人

DTMではGPUがそこまで重要ではないので、正直「『クリエイター向け』である必要はあるのかな…」と使う前は思っていました…

しかしZ4(ノート)のちょっとだけ縦に長いモニターやKMシリーズ(デスクトップ)の光らないケースなど、使ってみないとわからない「クリエイターのためのこだわり」が詰まったブランドだということが実感できました。

新しくDTMを始める人にも、DTM環境のランクアップにもぜひ「DAIV」のパソコンを検討してみてほしいです。

\本記事でレビューしたのはこちら/

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